新型コロナウィルスによって大きな打撃を受けているミニシアター(小規模映画館)を支援するために「SaveTheCinema」プロジェクトが始動した。
「ミニシアター・エイド基金」とも連携
ミニシアターは、地元の小規模事業者やNPO、個人によって経営されるものが圧倒的多数を占めているため、公立文化施設以上に苦しい状況に置かれている。緊急事態宣言対象地域となった都府県の映画館の多くが休館を決めたものの、経済的補償がない中で現在の状態が6月まで続けば、夏を待たずに閉館する映画館が続出することが予想される。
このような状況を受け、映画館を守りたいという想いを抱く、映画監督、作家、ミニシアター関係者たちが集まり、本プロジェクトが立ち上げられ、賛同をよびかける署名活動も始まっている。
また、4月13日(月)から、全国のミニシアターを支援するクラウドファンディングもスタートする。「SaveTheCinemaプロジェクト」は、すでにステートメントが発表されたクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」とも連携しており、今後は、政府へミニシアターへの支援を求める要望書を提出する予定だ。
現在のミニシアターの状況や取り組み、映画館を愛する俳優・監督からのメッセージなどを盛り込んだ「SAVE the Cinema」のウェブサイトも開設されることに。本プロジェクトに参加して、ミニシアターを支援しよう。