先日ついに開催されたAppleの開発者向け発表イベント<WWDC 2020>で、iPhoneのOS最新版「iOS 14」が紹介された。さまざまな機能が追加され、今年秋にもリリースされるパブリックベータ版が待ち望まれている中、そのiOS 14の開発者向けのベータ版に、9月ごろの発表が予想される新型iPhone「iPhone 12」シリーズに関するデータが含まれているのでは、との情報が飛び込んできた。
iPhone 12シリーズはProMotionディスプレイを搭載?
Apple関連のリーク情報を取り扱うベン・ジェスキン氏が自身のTwitterにて、iOS 14のベータ版のスクリーンショットを公開。設定のアクセシビリティのページに、モーションという項目があり、そこに画面のフレームレートを毎秒60フレームに制限するための「Limit Frame Rate」と呼ばれる設定ボタンがあることを明かしている。ジェスキン氏は「(現行最新モデルの)iPhone 11 Pro Maxがそれ(毎秒60フレーム)以上にならないのに、なぜ(制限ボタンが必要なのか)?」と付け加えている。
If you got to Settings – Accessibility – Motion, you can see an option to limit the maximum frame rate of the display to 60 frames per second (@JunoTecho sent me the screenshot)
But why, if iPhone 11 Pro Max display can’t go higher than that anyway? https://t.co/GmcVjcTFQ3 pic.twitter.com/Otgc8GEkjf
— Ben Geskin (@BenGeskin) June 23, 2020
この設定ボタンは、120Hzのリフレッシュレートを誇るiPad Proシリーズのためのボタンだと指摘する声がある一方で、iPhone 11 Pro MaxでダウンロードしたiOS 14のベータ版でもこの設定ボタンが確認できる例もあるため、今年秋登場が示唆されるiPhone 12シリーズ向けの設定ボタンなのではないか、と期待する声もあがっている。
My iPhone 11 don’t have that option. But iPad Pro with 120Hz have it. And it works. Interesting 😏 pic.twitter.com/bMXXNFtqSw
— Ben Geskin (@BenGeskin) June 23, 2020
iPhone 12シリーズはこれまでにも、120HzのProMotionディスプレイを搭載する可能性が示唆されており、注目度の高いアップデートとして期待されていたが、電力消費を抑えることができるディスプレイバックプレーン「LTPO(低温ポリシリコン酸化物)」を駆使したOLEDの開発が大量生産段階までに間に合わないことなどを受け、導入できない可能性が高いことも指摘されていた。iOS 14の情報を見る限り、iPhone 12シリーズでProMotionディスプレイが採用される可能性が残されているかも? 今後の情報に期待だ!