1983年、それまでジャンル映画が存在しなかったオーストリアで突然変異のように誕生した、あまりにも“異常“かつ“危険”な傑作映画『アングスト/不安』が37年の時を経て、7月3日(金)より日本劇場初公開される。この度、シネマート新宿とシネマート心斎橋にて、“不安Tシャツ”ほかオリジナルグッズの販売が決定した。
『アングスト/不安』の“不安Tシャツ”ほか特製グッズが登場
“不安Tシャツ”のデザインは、A・B・Cの3種類。Aは、主人公K.が返り血を浴び、興奮した劇中写真を切り取ったもので、完全に狂ってしまったK.を十分に堪能できるデザインとなっている。
デザインBは、K.が担当医に宛てて書いた手紙がプリントされており、「私はわかりません」「私は撃ちました」「私が正常でないことはわかっています」「あなたと法廷が助けてくれるよう願っています」など彼の不安な精神状態を表しながら、切なさも帯びているものとなっている。
尚、デザインCは過激な描写のため画像が非公開となっているが、劇中写真が使用されているとのことだ。
また、渋谷・CAFE:MONOCHROMEとのコラボグッズとして、K.の横顔や、犯行に使用した銃などの写真を散りばめたキーリングも販売決定! 発表済みのテロファクトリーとのコラボTシャツは、1988年発売のVHSのパッケージに起用されたシーンが全面にデザインされている。
そしてシネマート新宿では、K.が黒い手袋を填めたまま食べる姿が印象的なフランクフルトが“不安クフルト”、シネマート心斎橋では、不安になる色味のアップル風味ソーダドリンクが“不安ドリンク”として、上映期間限定で販売されることに。
そのほか、映画ライター・山崎圭司、映画評論家・江戸木純による解説と、ジェラルド・カーグル監督のインタビューなどが収録されたパンフレットも展開される。長い間封印されてきた“異常”な傑作をより楽しめる内容になっているので、合わせてチェックしてみよう。
映画『アングスト/不安』予告編
INFORMATION
アングスト/不安
7月3日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開
監督:ジェラルド・カーグル
撮影・編集:ズビグニェフ・リプチンスキ
音楽:クラウス・シュルツ
出演:アーウィン・レダー、シルヴィア・ラベンレイター、エディット・ロゼット、ルドルフ・ゲッツ
1983年/オーストリア/87分/カラー/ビスタ/R15+
原題:ANGST(不安)/英題:FEAR(恐怖)/仏題:SCHIZOPHERENIA(統合失調症)/日本VHS発売時題:鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜
提供:キングレコード
配給・宣伝:アンプラグド
©1983 Gerald Kargl Ges.m.b.H. Filmproduktion