今年10月以降にも発売されることが発表されているAppleのフラッグシップiPhone「iPhone 12」シリーズ。Apple初の5G対応スマホとなることから、現行最新モデルよりも販売価格が上昇するのではないか、との懸念がある中、この度新たな情報が飛び込んできた。
iPhone 12シリーズ、バッテリーボード簡素化でさらなるコスト削減?
Apple関連の情報に精通しているアナリスト、ミンチー・クオ氏の最新レポートによると、サブ6GHzの5G周波数帯に対応するコンポーネントの導入により、約75〜85ドルほど、またミリ波帯に対応するコンポーネントの導入により約125〜135ドルほどiPhone 12シリーズの製造コストが割り増しされるという。一方で、Appleが製造サプライヤーに対する「強い交渉圧力」をかけることで、バッテリー用プリント基板のデザインの簡素化、そして縮小化に取り組んでおり、それにより製造コストを約40〜50%ほど削減できる可能性があることが明らかになっている。
2021年以降に出荷されるiPhone 12シリーズではよりソフトなバッテリー用プリント基板のデザインを採用することで、さらに30〜40%ほどのコスト削減を図ろうとしている、とも伝えられており、このコスト削減がどの程度販売価格に影響するかが注目される。Apple関連のリーク情報を紹介しているジョン・プロッサー氏により、iPhone 12シリーズの下位モデルが649〜749ドル、上位モデルが999〜1,099ドルで販売される、との情報もすでにリークされているが、果たしてどのような価格帯で登場するだろうか? 今後の情報に注視したい!
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