人種、国籍共に不明のアーティスト・Nenashiが、イスラエルのソウルシンガー、J・ラモッタ・すずめ(J.LAMOTTA すずめ)を迎えた4thシングル“Gonna Be Good”をリリースした。
NenashiがJ.LAMOTTA すずめを迎えた新曲“Gonna Be Good”をリリース
ヨーロッパ最高峰のヒップホップグループ・Hocus Pocusのラッパー・20sylとコラボした前作“Be (Vis ta Vie) feat. 20syl from Hocus Pocus”がストリーミングでトータル150万回再生を突破するなどの人気を集めるNenashi。世の中の状況とシンクロしたようなリリックビデオに加え、Spotifyでは現代風ソウルミュージックをまとめた公式プレイリスト『Soul Music Japan』の表紙に登場したことでも注目を集めている。
今回Nenashiとコラボしたのは、イスラエル・テルアビブ出身の新世代ソウルシンガー・J・ラモッタ・すずめ。彼女はシンガーソングライターでありながらビートメイカーでもあり、トランペットなどマルチに楽器をこなすプレイヤーだ。最新アルバム『Brand New Choice』を7月にリリースし、J-WAVE『TOKIO HOT 100』で5位にチャートインしたほか、日本に親和性の高いネーミングと色彩豊かな存在感で話題を呼んでいる。
本日リリースされた楽曲“Gonna Be Good”は、一度で耳に残るインパクトを持ちつつも、懐かしさだけでなく、最新のヒップホップやR&B、ソウル、エレクトロなどのエッセンスも盛り込まれている。90年代のブラックミュージック/クラシックソウルを象徴するディアンジェロ(D’Angelo)をイメージさせるサビのメロディにも注目だ。
そのサウンドをベースとして、Nenashiによるミステリアスな空気感と脱力感の中に、J・ラモッタ・すずめの瑞々しい歌声が吹き込まれていく。「きっと世の中は良くなる」という希望を携えながらも、「立ち上がって一緒に戦うしかない」と次のスタートを切る、力強いリリックも見所だ。
無駄のないメロディとハーモニー、リズムが紡がれた“Gonna Be Good”。気持ちを浄化させるような爽快感と2人の絶妙なコンビネーション、そして古と新の交わりを感じさせる、「2020年代のエクスペリメンタル・ネオ・ソウル」ともいえるプロダクションを楽しんでほしい。