先日Appleの新製品発表イベント<Hi, Speed.>内でついに登場したApple初の5G対応スマホ「iPhone 12」シリーズ。5.4インチ、6.7インチ、6.1インチの2種の計4モデルが用意されており、上位シリーズにあたるProシリーズと無印のシリーズに分けて発売される。すでに予約も殺到していると伝えられている中、iPhone 12シリーズとiPhone 12 Proシリーズの差異について、ドイツ銀行グループのアナリストが言及し、話題となっている。
iPhone 12シリーズとProシリーズの違いはカメラ性能のみ?
アナリストのRaymond James氏は、iPhone 12シリーズとiPhone 12 Proシリーズの明確な差といえば、カメラのレンズの数とカメラセンサーの精度、LiDARスキャナの搭載の有無といったカメラ性能の差が挙げられると指摘。「iPhone 12に与えられた機能を鑑みても、iPhone 12 Proシリーズのバリュープロポジションは本質的にカメラ性能に帰結する」と、カメラ性能のみがiPhone 12シリーズとiPhone 12 Proシリーズを分けている唯一の機能であることを説明している。
一方で、このカメラ性能の差はiPhone 12 Proシリーズに採用されているカメラがプロ仕様であり、iPhoneユーザーのほとんどがアマチュアであることを鑑みると、そこまで重要ではない、と指摘するメディアも。昨年のホリデーシーズンの売上において、iPhone 11シリーズで最も売上が高かったのはローエンドモデルであるiPhone 11であり、AppleのCEOであるティム・クック自身もiPhone 11について「適正価格であった」と説明していることから、カメラ性能が重要視されているわけではないことが指摘されている。
ローエンドモデルにあたるiPhone 12 miniは日本円で74,800円から、またハイエンドモデルのiPhone 12 Pro Maxは117,800円から販売。この2モデルは11月6日(金)より予約がスタートするものの、6.1インチモデルの2種類、iPhone 12とiPhone 12 Proはすでに予約受付が開始している。あなたならコスパか、カメラ性能か、どちらを選ぶ?