＜MUTEK.JP 2020＞がついに明日開幕！配信カンファレンスには齋藤精一、浅沼優子、Mars89、Mari Sakuraiらが登場

今年で5周年を迎える電子音楽／デジタルアートの祭典＜MUTEK.JP＞が、ついに明日・12月9日（水）から12月13日（日）まで開催される。

電子音楽／デジタルアートの祭典＜MUTEK.JP 2020＞が明日開幕！

リアルとオンラインを組み合わせたハイブリッドなフェスティバルとして開催される＜MUTEK.JP 2020＞。オンラインイベントは＜MUTEK＞のバーチャルプラットフォームから配信され、60以上のプログラムが公開される。

プログラムには、世界各国の最先端デジタルアート作品が展示されるインタラクティブな「ギャラリー」をはじめ、レクチャーやトーク、技術を学べるマスタークラスなどが行われる「Digi Lab」、そして＜MUTEK＞のアーカイブ音源がノンストップで公開される「リスニングルーム」など多数展開。そのほか、＜MUTEK＞を開催する世界各都市や、ノルウェーの＜Insomnia Festival＞と＜Ekko Festival＞、そして韓国の＜B39／PRECTXE＞といった国際的パートナーとのコラボによる「ライブパフォーマンス」も楽しめる。

今年のカンファレンスプログラム「Digi Lab」は、完全なバーチャル環境で開催される。12月9日は、“音楽の進化に向けた考古学的アプローチ”におけるパフォーマティブなプレゼンテーションからスタート。慶應義塾大学SFC「CompMusic Lab」を率いるPatrick Savageを中心として実施される同プレゼンテーションでは、ステージ上にミュージシャンたちが登場し、当時の音楽やサウンドの生演奏が行われる。

また“ヨーロッパと日本の音楽カルチャーにおける多様性の再定義”についての議論では、ベルリンを拠点に活動する音楽ジャーナリスト・浅沼優子をはじめ、ライター／プロモーター／DJのRomy Matsこと松原裕海や、DJ／アクティビスト・Mari Sakurai、そしてプロデューサー・Mars89が参加。齋藤精一による基調講演では、モデレーターに塚田有那を迎え、“アートと社会の関係”についての考察が繰り広げられる。

さらに、東京大学・池上高志教授が主宰するカンファレンス「ALIFE」とのコラボとして、“芸術表現のための新たなデバイスとしてのALIFE”について探求していくセッションも実施。同セッションには池上に加え、メディアアーティストのクリス・ソルター（Chris Salter）、UCLAデザインメディアアート学科教授のヴィクトリア・ヴェスナ、アーティスト／音楽家のLars TCF Holdhusが参加する。

そして12月10日（水）には、作品制作の実践的なアプローチに焦点を当てたプログラムが開催される。マスタークラスでは、振付家／アーティストの梅田宏明が登場し、実験的ダンスやビジュアルアート、エレクトロニックミュージックの分野を超えた創作プロセスを紹介。メディアアーティスト／教授／クリエイティブコーダーの田所淳が登場するワークショップでは、主に初心者を対象として、ライブコーディングの世界が実践的に紹介される。

なおリアルイベントのチケット購入者は、オンラインイベントにもアクセス可能となる。インタラクティブなアート作品やライブパフォーマンスも楽しめる＜MUTEK.JP＞を是非お見逃しなく！