全世界興行収入No.1の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開から約1年半、最新作を待ち焦がれている世界中のファンを前に、2021年1月15日(金)ーー。マーベル・スタジオが再始動する! 新章の幕開けを飾る、マーベル・スタジオ”初“のオリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』がついに配信開始を迎える。過去の『アベンジャーズ』シリーズ内で死んだはずのヴィジョンが再登場するということで、世界中のファンたちの間ではさまざまな憶測が飛び交い、話題を集めている本作。今回、この物語の肝となる重要人物=ヴィジョンとはいったい何者なのかをご紹介!
マーベル・スタジオ最新作『ワンダヴィジョン』ヴィジョンをご紹介!
本作は、衝撃の結末に世界中が涙した『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台に描かれる。とある郊外の街に引っ越してきたのは、長い恋愛の末、晴れて結婚したスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフとヴィジョン。夢にまでみた結婚生活を手に入れたふたりは、微笑ましいほどに幸せな日々を送っていた。しかし、その結婚生活は次第に歪みはじめ、裏に隠された”謎“がむき出しになっていく……。
ヴィジョンは、人工知能を究極の人造ボディに宿した人造人間だ。もとは、世界平和実現のため天才実業家トニー・スターク(アイアンマン)によって生み出された人工知能J.A.R.V.I.S.(ジャービス)として誕生し、身体こそ持たないが、悪の組織に立ち向かうトニーを支える存在だった。地球の侵略を目論む宇宙からの敵に対抗するため、トニーは同じく天才のバナー博士とともに人工知能による完璧な平和維持システム・ウルトロンを密かに開発していた。
しかし、ウルトロンが突然自我を持って暴走し始め、J.A.R.V.I.S.を殺して自らの知能を宿すための肉体を作り始める。トニーの意に反して、ウルトロンが選択した“究極の平和”とは、地球を脅かす唯一の存在=人類を抹消することだったのだ。人類抹消に向けて動くウルトロンを止めるため、ウルトロンが準備していた究極の人造ボディに強大なパワーを持つマインド・ストーンを融合させ、J.A.R.V.I.S.のプルトコルをアップロードしたことで生まれたのが、最強の人造人間=ヴィジョンだ。
ヴィジョンは、そもそもAIなので一瞬で情報処理や高度な計算が可能であるほか、額に埋め込まれたマインド・ストーンのパワーも相まって、超人的な腕力、スピード、特急力、俊敏性、感情に左右されない的確な判断力を持ち、高速で飛行できる超人だ。彼の1番の攻撃は、額に埋め込まれているマインド・ストーンから照射するビーム。未知のエネルギーを持つ強力なストーンだけに、その威力は計り知れない。
また、身体の分子密度を変更することができるので、身体の強度を増して衝撃から身を守ったり、逆に身体を透過させることで攻撃を避けたりすることもできる。さらには、高潔な心の持ち主しか持ち上げられないと云われるソーのハンマー・ムジョルニアをいとも簡単に持ち上げることができたので、ソーとの連携プレイで敵をなぎ倒すことも可能だ。彼が最初に登場した『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)でも、初陣ながらウルトロンと1:1で互角に渡り合える実力を兼ね備えており、その後次々と登場するヴィランたちにも、その超人的な能力で対抗し、アベンジャーズを支える存在となった。
計り知れない能力を持ち次々と強敵と対峙してきたヴィジョンだが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)で悲しい結末を迎えることとなる。苦楽をともにし恋人関係となったワンダと、2年もの間隠れて生活をしていたヴィジョンだが、最強の力を持つ6つのインフィニティ・ストーンを手に入れ宇宙征服を図るサノスが、ヴィジョンの額に埋め込まれているマインド・ストーンをも奪いに来たのだ。ストーンを敵に絶対に渡さないためには破壊するしかない、という絶体絶命の危機に直面した彼は、「止められるのは私たちだけだ」と愛するワンダを諭し、自分の命であるストーンを壊してくれと頼む。自ら命を差し出すヴィジョンと、苦しみながらもその選択を受け入れるワンダ。2人は互いを強く想いながらも、宇宙を守るために別れる選択をしたのだった。
しかし、すでにサノスが手にしていた別のストーンのパワーにより時間を遡られてしまう……。一度はワンダにより破壊されたマインド・ストーンだが、サノスによって復元され奪い取られてしまうのだ。愛し合っているふたりが下した悲痛の選択と、意に反する壮絶な別れに、世界中のファンが涙したはずだ。
マーベル「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」/予告編|MovieNEX
悲しい別れを迎えたふたりだが、最新作『ワンダヴィジョン』に揃って登場。ふたりが夢にまで見た結婚生活が描かれているというー。なぜ彼はここにいるのか、この後どんな展開が待ち受けているのか――。謎は深まるばかりだ。
いよいよ公開の時を迎える『ワンダヴィジョン』。フェーズ4の幕開けを飾る重要作として今後の映画作品との繋がりを期待するファンが続出し、世界中から熱い視線が注がれている。2021年の幕開けとともに、マーベル史上“最も謎に満ちた”物語が動き出す!
ワンダヴィジョン | 第2弾予告編 | ディズニープラス
INFORMATION
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』
2021年1月15日(金)日米同時配信
原題:WandaVision/監督:マット・シャックマン(『ファーゴ』や『ゲーム・オブ・スローンズ』のエピソード監督)
脚本:ジャック・シェイファー(『ブラック・ウィドウ』原案、『アナと雪の女王/家族の思い出』脚本)
出演:エリザベス・オルセン、ポール・ベタニー
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