<FUJI ROCK FESTIVAL>などを主催するコンサートプロモーター・SMASH。今回、SMASHの若手スタッフによるTwitter「デイリーSMASH」とニュースメディア・Qeticによるコラボプレイリスト企画がスタート! SMASHのセレクターが毎月テーマを変えてプレイリストをアップ。そして、Qeticではプレイリストと連動した連載記事を作成、プレイリストのテーマに沿った内容が深掘りでき、どちらからでも2度楽しめる内容に。
SMASH × Qeticコラボプレイリストの初回は「“部屋飲み“で聴きたい音楽」!
いよいよ今年もゴールデンウィークが始まろうとしていますが、今年の連休はお家で過ごす人も多いのではないのでしょうか? 最近では、休日にゆったりと部屋で音楽を聴きながら、昼からお酒を飲む………なんて楽しみ方をする人も増えているはず。本記事では、そんな昼飲みにピッタリなプレイリストの公開に合わせ、SMASHのセレクターによるコメントをご紹介! なぜこの楽曲を選んだのか、この楽曲に隠れたストーリーなど、本記事を読みながら“昼飲み”プレイリストをご一聴あれ。
全体を通して
休日に昼から「部屋飲み」することを意識して作成しました。前半はポップからパンク、サーフロックなど明るい時間を意識しての選曲で中盤から後半にかけては、ここ数年愛聴している曲の中で、夕方から夜にかけて、まったりした部屋飲みの雰囲気に合いそうなフォークのルーツを感じさせる曲を中心に選びました。
voyager/荒井由実
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』での劇中歌として流れたことでも話題。個人的には荒井由実名義の方がよく聴きますが、松任谷由実名義のほうもちゃんと聴きたいと思いました。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』最後のシーンに合う、心が洗われ救われるような気持ちになります。
追告 A『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中
Jumper/A.G Cook
A.G Cookは『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のテーマ曲である宇多田ヒカルの“One Last Kiss”のプロデューサー。2010年代からもっとも面白い動きをしている〈PC MUSIC〉(※1)のファウンダーで今年1月に亡くなったSophieとはとても関わりが深い。この曲は一昔前のポップスみたいな曲ですが、音作りや音程の揺れがカオスな気持ちにさせます。※1:ロンドン発のインディーレーベル。
宇多田ヒカル『One Last Kiss』
裏通りの風鈴通り/伊藤尚毅
伊藤尚毅は、僕が今年知った中で、今後が楽しみなアーティストの一人。この曲が入っている『伊藤尚毅の世界』は本日休演の岩出拓十郎がプロデューサー。音作りがそうさせるのか、アルバムジャケットのような公園の裏通りのような風景に紫の靄がかかるような妖しいイメージが浮かぶ。
本日休演
owari no kisetu/細野晴臣
去年特に聴いた曲の一つです。この曲は細野晴臣のカバーでRei Harakamiの中では珍しい(他にはない?)ボーカルが入る曲。2020年の騒々しい空気の中で安定した気持ちにさせてくれました。Rei Harakamiは2011年に亡くなってしまいましたが、忘れ去られてほしくないこれからも聞かれてほしいアーティスト。