渋谷PARCOのOIL by 美術手帖ギャラリーでは、11月3日(木)〜11月28日(月)にかけて、アーティスト・wackwackの新作個展<TRIPPING OUT>を開催。アンダーグラウンドな音楽シーンやストリートの文化から生まれた切り絵作品約50点が展示される。
ストリートの感覚が切り絵の世界に|新作50点は購入も可能
2009年よりアーティストとして活動を開始したwackwack。これまでBUSHMIND、ASIAN KUNG-FU GENERATIONなど多くの音楽家のマーチャンダイズ、BEAMS TでのTシャツデザイン、「木村拓哉 Flow × 木村さ~~ん!」(TOKYO FM)や「山下達郎 サンデー・ソングブック」(同局)のノベルティグッズデザインなど、多数のブランドやメディアへアートワークの提供を行ってきた。
一見絵本のようなかわいらしいキャラクターが縦横無尽に動きまわるwackwackの作品は、 子供の頃に作家が好んで見ていた『ドラゴンボール』や『キン肉マン』といった日本のアニメ、アメコミ、90年代のアメリカ映画から影響を受けている。また、レイヴカルチャーやクラブなど音楽のある場所、とりわけアンダーグラウンドなムーブメントのなかで多くの時間を過ごしてきたwackwackにとって、音楽を中心としたストリートの気配が作品の重要な要素となっている。
<TRIPPING OUT>では1年間をかけて制作した新作約50点を発表。ハイクオリティな切り絵の技術とストリートの遊びの感覚が同居したwackwackの最新作を、ぜひ目撃してほしい。また本展出品作品は、会場とアートのオンラインマーケットプレイスであるOIL by 美術手帖にて11月5日より販売されている。気になる方はお早めに。
マンネリした日常からの解放。遊ぶことで自由になり、遊ぶことで人が繋がる。遊ぶためのツールとして描き始めた絵がフィールドを広げてくれた。そんな中で見つけた自分だけのスタイル。幾重にも重なった紙が織りなすTrippinなストップモーション。意味などなかったはずの色や形がストーリーを持つ。物語は始まったばかり、これからもTripは続いていく。
wackwack