こんばんわ。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
このコラムですが夏から始めて遂に8回目を迎えました。
もうすぐで自分の経験人数まで追いつけます。
コラムを書き始めてからチンポやカルチャーや自分自身や社会ついて考え飽きてエロに目覚めたりしている。

今回は”豊かさ”や”想像力”や”優しさ”について掘って行きたいと思う。

エロに目覚めて三千里〜シナ蔵と考える豊かさ〜 column230112-sheena-1

小中高と本当にやることがなかった。
今みたいにTwitterやインスタグラムはないし、友達はいたけれど金欠になると原宿や渋谷には出れない。
当時住んでいた綾瀬駅前のレンタルショップで漫画を立ち読みしたりDVDパッケージの裏面をこれでもかというくらいに目を通していた。
少しそこに充てるお金がある時はレンタルをしていたし、なけなしのお金で借りた映画を観ている時に少しでも親に話しかけられた日にはブチギレていた。

あの頃のアタシはそれほどまでに真剣に観ていたのである。

はたまた金欠の時はパッケージの裏面や置いてある店員さんのポップを観て映画の妄想を膨らませて自分でストーリーを作っていた。

漫画や本もそうだ。レンタルショップで朝から晩まで立ち読みをしたり図書室で本を借りたり、友人に借りたり一切お金なんて落とせていなかった。
読みたい新作の漫画を新品で購入したり読みたい本、その本をたとえ1回しか読まずとも手元に置いておけて尚且つ少しでも作った人に還元できることに憧れを抱いていた。

経済的に豊かじゃない時期があったとしてもそんなことは仕方ないし、恥じることでもない。

社会人だったり、いい歳しているのに好きなことにお金を使えない。
そこに引け目や”この程度で好きと名乗ってはいけないよね”なんて感情も抱かなくていいのだ。

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アタシは今現在、読みたい漫画も本も買える状態である(1冊3000円とかになると、うんっと悩むが)。

配信サブスクにも入っているからいつだって映画も観れる。
なんっちゅーか、学生時代憧れていた”無敵の人”である。

だけれど、明らかに当時あった”豊かさ”というものはない。
あるのは”好きなものをある程度自由に摂取できる豊かさ”のみだ。

なんでも簡単に手軽に観れてしまったり、簡単に読めてしまったり、あるいは満たされすぎてしまっている。

ご飯を食べながら携帯を見ながら映画を観ている自分にはさぞかしガッカリだ。
サブスクがダメなんではなく、その環境に甘んじている自分が嫌なのです。

お小遣いが足りなく漫画の続編が買えなくてレジの前でボー然とし、家に帰り物語の続きを自作していたアタシはもう居なくて色んなことに対し想像力が足りていないと感じる日々。

もしかしたら、いやもしかしなくても経済的に不安定だった学生の頃の方がアタシは本来の”豊かさ”を持っていたのです。

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これはもしかしたら時代に重きを置いて考えてもそうかもしれない。
ただ周りが進歩・進化していてそこにアタシがついて行けてないのかもしれないけれど……
想像力が欠けていると自分に感じる点として最近で言うとこれだ。

自身のtwitterでも発言していた『今年の目標はノーマスク』と言う発言である。
マスクをしたい派がいてもノーマスク派の人間が居ても実際のところどちらでもいいのである。
間違ったことを言ったとは思わないけれど想像力が足りなかったと思う。
それは、この発言をして嫌われてしまう‼️‼️という損得勘定ではなく

”免疫力が弱い疾患や老人と生活している中、色々我慢を重ね気をつけて生活している人などなど”が見たときに

悲しい思いをさせてしまうな。
とそこまで想像できていなかったり。

だけれど、この状況や環境に潰されていった自分自身の悔しさとの葛藤だったり。

もしアタシに”想像力”や”優しさ”や”豊かさ”があったらもっと違う表現や伝え方、受け取る感じ方があったと思う。

でも、社会にだって”想像力が乏しくなっている‼️”と感じることはある。

去年の冬の出来事だ。
マンションの植木の影で小さく小さくうずくまり尋常ではない程、震えているホームレスの方がいた。
あまりにも寒かったし、なんだか放っておけなかった。
暖かい130円ほどのお茶を差し入れした。
この行為は自分の中で葛藤があった。

①アタシがお茶をあげたことによってこの人はこのマンションの片隅に住み着いてしまうかもしれない。
それは子供を持つ親やこのマンションにお金を払っている人からしたらどうなのか。

②なんだかわからないけれど放っておけない自分の気持ちや、困っているだろうからとりあえず何かしてあげなければ

 

この葛藤を10分ほどしてお茶を差し入れした。
お茶を渡す時、彼が言葉を話せない或いは、何か障害を抱えている方だと察した。
自身の働く病院に事情を話しにいきもう一度マンションに戻るとその人はもう居なかった。
色んな事情があってホームレスになっている人、社会福祉制度について理解などできなく路上生活に行き着いてしまう人もいると知った。

今は”排除アート”なんちゅーものがある。
アタシはこれに関して、きっと人を排除するためにアートを学んできたわけではないだろうな。とも思うし公共施設を良い気持ちで過ごしたい人の気持ちもわかる。

自分が納めている税金が
”誰かを排除するためのお金”ではなく
“誰かに手を差し伸べてあげられるお金”
になるといいなと思った。

やっぱり最近はどっちが悪でどっちが正義か白黒はっきりさせたがる傾向があると思うヨ‼️

社会も時代もアタシも、もっと“想像力”と“豊かさ”と“優しさ”を持てればときっといいんだろうなぁと思う。

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2023年は“優しくいたい”。それでも、アタシはきっと元カレ元カノに対して怒りや殺意が湧いたり、納得のいかない場面にブチ当たったら“優しさ”というものを忘れてしまうでしょう。

友達と喧嘩して悪口を言ってしまったり、“想像力”や“豊かさ”というものを見失い自分がわからなくなってしまったり自己嫌悪に陥ってしまうことでしょう。

なんであの時あんな行動をしてしまったんだろうとかなんであの時あんなことを言っちゃたんだろうとか今思い返しても、一つ一つのちっぽけなことにハラリ、ハラリと涙が出る
どうしたらいいんだろうネ‼️‼️

何事にも答えがないからこそずっと答えを探して本を読んだりモヤモヤ悩んだりしている。

だけれどずうううっと悩んで正解なんて出さなくてもいいのかも‼️‼️

“豊かさ”っていうのはお小遣いが足りなく漫画の続編が買えなくてレジの前でボー然とし、家に帰り物語の続きを自作していた自分が教えてくれたのかも‼️‼️ってゲロい毎日を過ごしているアタシは、なんだかちょっと思うのです。

ps.
お酒飲み過ぎて勃起しない‼️という苦し紛れの言い訳は”優しさ”ではないです。

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しーな

東京初期衝動歌手ギターしーなが、ゆるりとサイケな毎日をお送りいたします。

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