「遊郭編」のクライマックスに加え、新たなエピソードとして『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』の第1話の初公開となる『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が先週2月3日よりついに公開された。本記事では、今回の映画で戦う「上弦の鬼を倒すために必要なポイント」を改めて整理してお届け!
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が公開
家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰󠄀豆子を人間に戻すため、《鬼殺隊》へ入隊することから始まる本作は、2019年4月より『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』の放送を開始、2020年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を公開。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、幅広い世代に人気を呼び、多くの人に愛される作品。
そして2021年から2022年にかけて、『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』を放送・配信。「遊郭編」を終え熱冷めやらぬ中、「遊郭編」から「刀鍛冶の里編」へと繋がる新たな挑戦として、『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』がついに2月3日より公開となった。
宇髄が堕姫、妓夫太郎の倒し方の糸口をつかむ!
無限列車での激闘のあと、炭治郎たちは蝶屋敷で音柱の宇髄天元と出会う。宇髄は鬼が遊郭に潜むという情報をつかみ、3人の妻を潜入させていた。しかし定期連絡が途絶えたことでその安否を確かめるために炭治郎たちを連れ遊郭への潜入捜査がはじまる。捜索を続けるうちに炭治郎たちは遊郭に潜む鬼である上弦の陸・堕姫と兄の妓夫太郎と出会い、戦いが勃発。さらに2体で1つの上弦の陸であるという真実を告げられた炭治郎たちは、戦いの中で宇髄が堕姫、妓夫太郎の倒し方の糸口をつかみ、それを試みるのだった。
夢から覚めて敵を探せ! 無限列車での激闘!
無限列車での下弦の壱・魘夢との戦いの攻略法は“夢から覚める”、そして“列車内にいる魘夢の居場所を見つけ出し首をはねる”の2点。魘夢は強制的に眠らせる血鬼術を使い、夢の中で精神の核を破壊し廃人にしてしまうのが狙い。炭治郎は夢の中で亡き家族たちとの思い出を見せられ翻弄されるが、そのまやかしに黙されることなく自分の首を切り落とすことで目覚めることができた。その後無限列車と融合している魘夢の首を探し出すため、伊之助の野生の感によって先頭車両にある魘夢の首を見つけ出した。魘夢は催眠の血鬼術で何度も炭治郎を眠らせるが、炭治郎は夢の中で何度も自らの首を切りすぐに目覚め、ついに魘夢の首を斬り落とした。
上弦の鬼が2体? 難易度120パーセントの難関に挑む!
そして今回の遊郭編では上弦の陸を任されている堕姫、妓夫太郎の首を2体同時に切り裂くことがポイント。たとえ1体の首をはねても残りの1体が無事の場合、完全に倒すことができないのだ。しかも鬼の驚異的な回復スピードを考えればタイミングもズレなくほぼ同時に斬らなければならない。また、妓夫太郎は堕姫を操作しながら戦うことができるため、タイミングをずらされやすいという難しさもある。そのため別々の場所にいる2体の首を同時に切り落とさなければならないという、難易度がかなり高いミッションとなっている。
そもそも1体ずつの強さも半端ではない。堕姫は自らの帯を伸縮自在に操り、時には鋭い刃物のような切れ味を持たせ四方八方から炭治郎たちを囲い込む。しかもその帯は一本でなく複数操っているため、交差させて相手の逃げ道を無くす回避困難な血鬼術を繰り出してくる。また、残虐な性格も相まって攻撃の際に遊郭の人々を巻き込んだりする厄介な敵なのだ。
そして、兄の妓夫太郎はさらに手ごわい相手。血を鎌のように振り回し、斬撃で遠距離攻撃もしてくる強力な血鬼術の使い手。その血鎌には猛毒が含まれており、かすっただけでも常人であれば即死してしまうほどだ。毒に耐性があった宇髄すらもその猛毒に徐々に侵されていってしまった。また、もともと鬼になる前は人間の兄妹であったゆえに、その息のあったコンビネーションは恐るべきもの。炭治郎、善逸、伊之助、襧豆子※、宇髄とその3人の妻で協力してこれに対抗するも苦戦を強いられてしまう。しかし、どんな状況でもあきらめない炭治郎たちは、初の上弦の鬼との戦いに、仲間、そして柱とそのチームワークを駆使し、立ち向かっていくのだ。果たしてその結末は……。
そんな最高難易度のミッションの結末が描かれる『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が現在公開中。ぜひ劇場で彼らの総力戦を見届けてほしい。
ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ 劇場用予告 2023年2月3日(金)公開
INFORMATION
ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ
2023年2月3日(金)上映開始
■スタッフ
原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島 晃
脚本制作:ufotable
サブキャラクターデザイン:佐藤美幸、梶山庸子、菊池美花
プロップデザイン:小山将治
美術監督:衛藤功二
撮影監督:寺尾優一
3D監督:西脇一樹
色彩設計:大前祐子
編集:神野 学
音楽:梶浦由記、椎名 豪
アニメーション制作:ufotable
配給:東宝・アニプレックス
■キャスト
竈門炭治郎(かまど・たんじろう):花江夏樹
竈門襧豆子(かまど・ねずこ)※:鬼頭明里
我妻善逸(あがつま・ぜんいつ):下野 紘
嘴平伊之助(はしびら・いのすけ):松岡禎丞
宇髄天元(うずい・てんげん):小西克幸
時透無一郎(ときとう・むいちろう):河西健吾
甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり):花澤香菜
鬼舞辻󠄀無惨(きぶつじ・むざん):関俊彦
黒死牟(こくしぼう):置鮎龍太郎
童磨(どうま):宮野真守
猗窩座(あかざ):石田彰
半天狗(はんてんぐ):古川登志夫
玉壺(ぎょっこ):鳥海浩輔
堕姫(だき):沢城みゆき
妓夫太郎(ぎゅうたろう):逢坂良太
※禰󠄀豆子の「禰󠄀」は「ネ+爾」が正しい表記。
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable