“always by our side(いつも私たちのそばに)”をコンセプトに、Canonから新しく生まれたスポットライト型スピーカー「albos Light&Speaker」。360°全方位から体感できるクリアなサウンドと様々な角度から対象を照らせるライトにより、日常に彩りを加えてくれる。そんな「albos」とのコラボ企画として、私たちの生活に寄り添い、ライフスタイルを豊かにしてくれる様々なショップを紹介していく本連載。
今回、東京は下高井戸にある「BARBER SAKOTA(バーバーサコタ)」をフィーチャー。実際に店主の迫田将輝さんに会いに行き、話を聞いた。本記事とは別に迫田さんの日常における音楽へのこだわりや、「albos」に関してフォーカスした記事も掲載されるので、そちらも併せてチェックしてみて欲しい。
世田谷区、下高井戸駅。京王線で新宿から10分程でありながら、閑静な住宅街に昔ながらの雰囲気が残る商店街、地域に根差した小さなお店が点在し、ローカルな魅力で溢れている。そんな町の一角にオープンして9年目になろうとしている「BARBER SAKOTA」。店主である迫田さんのバックグラウンドであるスケーターから、ファッションや音楽などのカルチャー好き、近所に住む学生など多様な人々から愛され、すっかり町の床屋さんとして地域に根付いている。
そんな迫田さんは、青山にあったニューヨーク発のライフスタイルショップに併設されたバーバーなどで経験を詰み、28歳のときに独立。いわゆるファッションや流行の中心地とは少し離れた下高井戸にお店を構えた。今でこそ増えてきた印象だが、渋谷や原宿から少し離れた場所で感度の高いサロンがオープンするというのは、当時あまり多くはなかったかと思う。
「髪を切るために表参道や原宿へ行く敷居の高いお店ではなく、家の近所にあったりして誰でも来れるような場所にしたかったんです。このお店をやるまでは下高井戸に全く縁はなかったのですが、たまたまここの物件が見つかって、駅からの距離や通りの雰囲気にすごく惹かれました。他にも知り合いのお店があったり、映画館があったり、下高井戸について色々な人にリサーチしたときも何かしら話題が出てきたので、きっといい町だろうなと思いました」。
あえてメインストリームから少し外すという迫田さんの緩やかな反骨心は、BARBER SAKOTAの美学として作り上げるヘアスタイルにも表れている。「よくバーバースタイルというと、すごく短いスキンフェードで、きっちり七三分けというようなヘアスタイルを想像されるのですが、それとは違うもう少しラフなスタイルもウチではよくやっています。今思うと、これもクラシックなバーバースタイルへのカウンター的な考えなのかもしれないです。だから、最近はお客さんもいい意味で無頓着な人が多いかもしれないですね」。
そんな迫田さんの人柄や、肩の力が抜けた町とお店の雰囲気も相まってか、今では常に予約でいっぱいの人気店となった。2020年には小田急線経堂駅の駅前に姉妹店となる「CUT HOUSE KYODO(カット ハウス キョードー)」をオープン。その勢いは増すばかり。
そもそも迫田さんが美容師ではなく、理容師を目指そうと志したきっかけは高校生のとき、今みたいにバーバーなどという言葉も日本になかった時代にまで遡る。「美容師の専門学校へ見学に行ったときに、人数もすごい多いし、当時はなんかチャラいなと思っちゃったんですよ(笑)。そこで同じカリキュラムで床屋の見学会があって、それを見てやってることはそんなに変わらないのに人も少ないし、なんか渋いなと感じたんです。これだ! と思って、俺は床屋になると決心しました。かなり斜に構えてて、みんなと同じことをしていてもしょうがないと思っていたんです」。
BARBER SAKOTAが他にはない独自の個性を持つ床屋として注目を浴びる理由の一つとして、床屋のオリジナルアイテムとは思えないクオリティのアパレルやヘアプロダクトを作っている点がある。2021年には伊勢丹新宿店メンズ館にてポップアップイベントを行うなど、町の床屋として異例の試みも行った。“みんなと同じことをしててもしょうがない”という考えが、“他の人がやってない新しいことをやる”迫田さんらしいフロンティアスピリッツを生んでいるのかもしれない。
そんな迫田さんに、albosのコンセプトが「always by our side(いつも私たちのそばに)」であることを伝えると、床屋はまさにそんなイメージだと話してくれた。
「美容室と理容室の違いを分かりやすく例えると、美容師はお花屋さんで、理容師は庭師。お花屋さんが部屋を彩るためなどに行く場所であるように、美容室は髪を染めたりパーマをかけたりしてイメチェンをする場所。理容室は、伸びた草を刈るようなメンテナンスとしての側面もある。週に1回伸びたら髪を切りに来るというようなお客さんもいます。自分は髪を切るのとは別に、お客さんとお互いの近況報告や悩みなどを会話することも日常的にずっと大事にしていることですね」。
背伸びせずに等身大の自分を受け入れてくれ、その上で日常を豊かにしてくれる町の床屋さん。こんなお店が近所にある人たちが羨ましくなった。そんな「BARBER SAKOTA」と姉妹店である「CUT HOUSE KYODO」にて、「albos」の期間限定展示もそれぞれ行われるので、詳細は下記のインフォメーションからチェックしてみて欲しい。
PHOTO:Yuko Yasukawa
EDIT & TEXT:Sota Nagashima
Sponsored by キヤノンマーケティングジャパン(株)
INFORMATION
albos Light & Speaker
キヤノンが新しく展開するブランド「albos」から生まれたスポットライト型ワイヤレススピーカー。生演奏のような立体感のある上質なサウンドと、対象をピンポイントで照らすライトで、没入感のある空間を演出する。シルバーとブラックの2色展開。フル充電で最大5時間連続再生可能(※ライトを点灯せずに音楽再生のみの場合)な大容量バッテリーを搭載している。
約122(台座直径)×310(高さ)mm/約1.6kg/オープン価格
BARBER SAKOTA
住所:東京都世田谷区赤堤4-42-19 青山ビル1F
営業時間:10:00-20:00
定休日:月曜日・第2・4火曜日
電話番号:03-6379-1134
※BARBER SAKOTAでは「albos」を期間限定で展示中。さらに「CUT HOUSE KYODO」でのアート展示イベントにあわせて、3月14日(木)〜3月18日(月)までは2Fギャラリースペースにて展示予定。イベント詳細は下記Instagramからチェック。
CUT HOUSE KYODO
住所:東京都世田谷区経堂1-21-11
営業時間:10:00-20:00
定休日:年中無休
電話番号: 03-4362-6117
音楽とalbosのある生活。「BARBER SAKOTA」迫田将輝氏の場合。
東京・下高井戸にて町の床屋を営み、独自のカルチャーを発信する「BARBER SAKOTA(バーバーサコタ)」の店主である迫田さんに「albos」を実際に使用してもらい、その使用感や音楽との向き合い方について話を聞いた。