7月末、【ロバート・ダウニー・ジュニア「マーベル」復帰!】という驚きのニュースが報じられたこと、読者のみなさんの記憶に新しいことと思います。むしろあれから約3週間経った今でも、「マーベル」の次なる展開に期待がむくむく膨らみすぎて目が冴え眠れぬ日々を送っている方もいるのではないでしょうか? さて、その情報が初お披露目された場というのが、アメリカ・カリフォルニアで開催されていた<サンディエゴ・コミコン>です。

<サンディエゴ・コミコン>とは何ぞや? という方へ説明しましょう。同イベントがスタートしたのは、1970年。当初は主にコミックやSF/ファンタジーなどに特化した300人規模のものでしたが、年数を重ねるうち、映画、ドラマ、ゲーム、コミック、アニメ、玩具などありとあらゆるジャンルを取り扱うようになり、来場者13.5万人超えの世界最大級&唯一無二のポップカルチャーの祭典へと発展していきました。具体的に何が行なわれているかというと、先に述べた「マーベル」などの映画・ドラマをはじめとする様々なコンテンツの発表会や、ハリウッドスターやクリエイターによるトークイベントやサイン会、各企業によるブース出店、限定グッズの販売、作家による作品展示販売、ゲーム大会、コスプレイヤー交流会、ワークショップなどなど……。ありとあらゆる楽しいことが集結しています。

そんな<サンディエゴ・コミコン>ですが、近年は苦難の時期が続いていました。2020年はパンデミックの影響で中止&バーチャルイベントに変更して開催、2021年はワクチン接種者且つコロナ非感染者のみマスク着用必須で参加可という条件で、規模縮小のうえ開催。2022年は規模が戻るも、参加条件はそのまま。2023年にはパンデミックにまつわる条件が撤廃となるも、全米脚本家組合ストライキとSAG-AFTRAストライキの影響で、アメリカの映画・ドラマ業界の人たちが発表会やサイン会などの参加を軒並みキャンセルし、“平常運転”とは言えぬ内容に。幸い、2023年11月にストライキは終結。ということで、今年2024年の<サンディエゴ・コミコン>は本格的な復活イヤーになると注目を集めていました。

<東京コミコン>、<大阪コミコン>へと足を運び、<サンディエゴ・コミコン>への参加願望を心に秘めていた映画やドラマ好きのライター/編集者である私も、「2024年こそ行くべきなのでは」と思い始めたらもう止まらず。円安のことは無視して、現地入りを果たしてきました! この“初体験”の鮮烈な記憶をしっかりと残すべく、持参したのは、富士フイルムの『X-T50』。1,000を超える出展者が集う会場や、訪れる人々、「RDJ(=ロバート・ダウニー・ジュニア)!」コールが巻き起こった例の瞬間など、現地の熱気を撮り収めてきました!

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X-T50』は、富士フイルムのミラーレスデジタルカメラ『Xシリーズ』の新製品。
小型軽量ボディに、高機動性・高画質・高性能を兼ね備えた万能モデルです。
クラシカルなフォルムや新搭載「フィルムシミュレーションダイヤル」など、見た目も可愛い一台です。

San Diego Comic-Con
2024.07.24(WED)- 28(SUN)
at San Diego Convention Center

<サンディエゴ・コミコン>の会場となるのは、サンディエゴ国際空港から車で15分ほどのコンベンション・センター。総面積2,60万平方フィート(約24万㎡)の巨大ホールで、ちょうど千葉・幕張メッセ(敷地面積約21万㎡)よりひと回り大きいぐらいです。

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今回参加したのは、前夜祭にあたるプレスプレビューナイトを含む7月24日(水)から28日(日)まで。プレビューナイトのオープン時間18時にあわせて17時頃に到着しましたが、すでに混雑が激しく、入場パスの交換口に辿り着くまで30分ほどかかりました。今年の来場者は、なんと15万人超。世界中から人が集まっていたのなら、まだスムーズに入場できた方だったのかもしれません。

限定グッズを買えて有名人にも会える!? 各社入魂のブース天国

会場内のメインエリアに足を踏み入れると、巨大ブースが乱立する圧巻の光景が広がっています! Funko、MATEL、Jazwaresなどのおもちゃ会社、Dark Horse Comics、Udonなどのコミックス系の出版社、ABC、Paramount+、hulu/Disney+などの放送局・配信系……といった具合で、他分野に渡っていました。

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中でも一際目立っていたのは、コミック・映画・ドラマ・関連グッズなど幅広く展開している「マーベル」と「DCコミックス」、そして今年25周年を迎えた『スポンジ・ボブ』のブースです。

「マーベル」のブースでは、開催期間中に公開日を迎えた『デッドプール&ウルヴァリン』の予告編が上映されており、思わず足を留める人たちが続出。『デッドプール&ウルヴァリン』や、2025年2月公開予定の映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』で使用された衣装も飾ってありました。

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「DCコミックス」のブースでは限定Tシャツやフィギアなどが販売されており、ブースの外にまで長蛇の列が。それを発見した少年がパァッと目を輝かせて直進していった姿が印象的でした。

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『スポンジ・ボブ』のブースでは、パイナップルの家を再現。お家の中では限定グッズの販売をはじめ、フォトスポットやミニゲームコーナーが設けられるなど盛りだくさんのようでしたが、盛況につき入場は叶わず。ですが、パトリックの声を務めるビル・ファッガーバッケと、スポンジ・ボブの声を務めるトム・ケニーの公開インタビューは目撃できましたよ!

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意外にも目立っていたのは、ファンシーな世界観の“可愛い”系ブース

日本発のコンテンツも大人気! 『ONE PIECE』、『Ultraman: Rising』、『鬼滅の刃』、『ポケットモンスター』、『遊☆戯☆王』など、どのブースも連日大賑わい。日本作品のキャラクターTシャツやグッズを身につける人たちも多く見かけ、嬉しくなりました。

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異彩を放っていたのは、“可愛い”系の日本ブース。「たまごっち」ブースにて、米バンダイナムコの方に話を伺ったところ、今年はおもちゃ本体だけでなく、ヘアクリップやリップなどのライフスタイル雑貨を初めて販売したそう(アメリカ市場においても初!)。「蓋を開けてみたら大好評で、嬉しい驚きだったよ」とホッとした表情で話していました。

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「シルバニアファミリー」(※北米では「Calico Critters」という名称)のブースにも人だかりが。商品補充や整列などをされていたエポック社の方に話を伺うと、初出店で全く予測不可能だったところ、飛ぶように売れ、翌日分の在庫を前倒しで陳列したのだとか。<コミコン>と聞くと大人向けイベントの印象があるかもしれませんが、<サンディエゴ・コミコン>はファミリー参加率も高め。「シルバニアファミリー」は、“可愛い”にノックアウトされた大人たちをはじめ、小さなお子さま連れの方たちから支持を得られたのでしょう。

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作家も来場者も、大好きな作品への想いを惜しみなく表現!

会場内には企業ブースの他に、作家たちが自らアートを展示販売する「アーティストアレイ」のコーナーもあります。人気作品を独自の世界観で表現したものが多く、ポスターやポストカード、コミック、Tシャツや缶バッジなど販売物も多種多様。見て回るだけでも充実した時間を過ごせます。

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思わず見入ってしまったのは、「JUSSCOPE(@jusscope)」名義で活動するジャスティン・オーさんの作品。『燃えよドラゴン』、『パルプ・フィクション』などの名作を版画テイストで描いており、カタカナと組み合わせているのがカッコいい! 「日本からは常にインスパイアされているよ。<コミコン>東京&大阪にも行きたいと思っているんだ」と、今後の展望を教えてくれました。

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実はこの際、ドラマ『ブレイキング・バッド』のポスターをゲット。ビビッときたら即購入する勇気が必要です。なぜなら、会場の広さや混雑具合から、一度離れた場所にまた戻るのは体力・気力がいるからです……!

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<コミコン>と言えば、コスプレイヤーの存在も忘れてはいけません。アニメ、ゲーム、映画、ドラマなど、様々な世界のキャラクターに扮した方たちが、会場を華やかに彩って来場者の目を楽しませていました。「マーベル」ブース前にいた写真家・CJHCAPTUREさん(@cjhcapture)は、3代目キャプテン・アメリカのコスプレで大人気。ひっきりなしに「撮影させてほしい」と声をかけられていました。

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ちなみに、レゴジョーカー&レゴバットマンに扮したお2人は、<サンディエゴ・コミコン>参加16回目、ウェンズデーに扮したカリナさん(@kncosplay)は<サンディエゴ・コミコン>参加12回目とのこと。みなさん、恒例行事として年間スケジュールに組み込んでいるようです。カリナさんは「(期間中は)あちらこちらで面白いことが行なわれているから、特にお目当てはなしで、予定は決めずに遊びに来ているよ」と話していました。早くこのレベルに到達したいものです……!

サプライズゲストが凄すぎる!<コミコン>発表会いろいろ

さて、<サンディエゴ・コミコン>のお楽しみはこれだけではありません。連日、様々な発表会も開催されています。

「一体どんな内容になるのだろう?」と気になり、1日目(7月25日)に参加してみたのは、Room 7ABで行なわれた<Fun with Tamagotchi>(訳:たまごっちと楽しむ)です。登壇者は、ブランドディレクター、アシスタントブランドマネージャー、商品開発者の計4名。「たまごっち」が<サンディエゴ・コミコン>で発表会を行なうのは初の試みとのことで、「たまごっち」の歴史紹介から始まり、「たまごっち」雑学、「たまごっち」を育てる上で大切なことなどが語られていきます。

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会場に駆けつけた約400人のファンにおいて、5個持ちは普通レベルで、60個以上持っている強者も。客席から「たまごっち」の音が鳴るという、同イベントならではのハプニングも笑いを誘っていました。発表会ではそのほか、今秋公開予定の「たまごっち」の短編アニメ初上映や、観客を巻き込んだ「たまごっち」クイズ大会、Q&Aなどが繰り広げられていきました。そして最後にサプライズ、くちぱっちが登場です!!

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イベント終了後、会場脇の廊下にてくちぱっちの撮影大会も行なわれました。

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発表会も大小様々で、より大規模なスペースを使ったものもあります。その最たるものが、「マーベル」、「DCコミックス」など世界中が注目するコンテンツの発表会が催される、約6,500人収容のホールH。コンベンション・センターの端にあります。

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このホールHですが、入場は至極困難。会場そばに設けられている専用列に並ぶのですが、その日のスケジュールによっては入場できない場合もありますし、入場できたとしても座席を確保できずに場内を彷徨い続ける場合もあるため、確実に入場&座席を確保するべく2日前・3日前から待機する人もいるのです。

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今回、太陽が昇る前から活動し始めたことで、2日目(7月26日)10時から開催された『ザ・ボーイズ』、3日目(27日)18時から開催された「マーベル」の発表会に参加することができました!

『ザ・ボーイズ』の発表会は、作中で登場した楽曲の生歌パフォーマンスから始まり、クリエイター&キャスト陣へのインタビューが実施。その後、シーズン4のNG集、スピンオフドラマ『ジェン・ブイ』シーズン2の予告編(※おそらく編集段階のもの)が初上映され、サプライズゲストとしてソルジャーボーイ役のジェンセン・アクレスも登壇。前日譚ドラマ『ヴォート・ライジング(原題)』の製作決定もアナウンスされ、『ザ・ボーイズ』ファンにとってはたまらない情報満載の中、幕を閉じていました。

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「マーベル」の発表会は、<サンディエゴ・コミコン>最大の目玉イベント。隣に座っていた少女に話を聞くと、毎夏家族旅行として<サンディエゴ・コミコン>に参加しており、この日は「マーベル」の発表会のために朝8時45分から列に並び始め、11時頃にホールHにやっと入場することができ、以降ずっと席で待機していたとか。

会場は18時を回ると「マーベル! マーベル!」という声が沸き始め、異様な熱気に。オープニングの『デッドプール&ウルヴァリン』にまつわるミュージカル演出で賑わうと、「マーベル」社長のケヴィン・ファイギが登壇し、「本日は3作品の発表をする」と予告。その通り、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』、『サンダーボルツ*(原題)』、『ザ・ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス(原題)』の最新予告編上映と、キャスト登壇&インタビューが行なわれていきました。

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『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』発表におけるハリソン・フォードのサプライズ登壇も非常に盛り上がりましたが、会場がとんでもないことになったのは、ラスト。『アベンジャーズ・ドゥームズデイ(原題)』と『アベンジャーズ・シークレット・ウォーズ(原題)』発表に伴い姿をあらわした、ロバート・ダウニー・ジュニアです!!

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『アベンジャーズ/エンドゲーム』で逝ってしまったトニー・スターク/アイアンマン役のロバートが、まさかのヴィラン役で復帰するという衝撃……! 歓声、口笛、拍手と、客席からは人間が出せるありとあらゆる音がけたたましく鳴り続け、皆狂ったように熱狂していました。あの高揚感は今までに経験したことのないもので、3週間経った今でも思い出すたび心臓が震えます。

実は2日目『ザ・ボーイズ』の早朝待機列に並ぼうとした時、誤って3日目待機列の方へ行ってしまったのですが、その場にいた方が、「これから先、28時間並ぶよっ」と満面の笑みを浮かべていました。「私は想像しただけで無理」と思ったのですが、前述の凄まじい体験をしてしまった今、「それぐらい並ぶのもアリかも」という考えに。来年の<サンディエゴ・コミコン>に備え、今から体力作りに励みたいと思います!

text by Yuka Yamane / photo by Mio Tangstad
サンディエゴ・コミコン通信 @sdcc_maniajp
Supported by 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社

サンディエゴ・コミコンは街全体がお祭り!
会場“外”レポートを
IRODORI by Xseriesにて掲載中

IRODORI編集部が<サンディエゴ・コミコン2024>に参加! IRODORIではその場外エリアの様子を、『X-T50』で撮影した写真とともにお届けします。コミコンのポップでカラフルなラッピングに包まれた、活気あふれるサンディエゴのスナップ写真をたっぷりご覧ください!

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サンディエゴ・コミコン会場“外”レポートはこちら