いよいよ未来がやってきた。電子機器メーカー「Samsung」から2024年7月31日に発売された新しい折りたたみスマートフォンのGalaxy Z Flip6は、そう感じさせてくれる存在だ。

代名詞といえる折りたたみ式構造のコンパクトな本体に搭載されているのは、「ハンズフリー撮影」「デュアルスクリーンモードでの翻訳」「カスタマイズ性の高いカバー画面」、そして独自のAI機能である「Galaxy AI」。想像以上の便利さでユーザーの“あったらいいな”を実現してくれる。

1969年に韓国で電子機器メーカーとしてスタートし、“空の星のように大きく、強く、永遠に輝く”をコンセプトに生活に寄り添ってきた「Samsung」。その最新機種の1つGalaxy Z Flip6が日常のさまざまなシーンで活躍する様子を切り取りながら、その魅力を紹介する。

2023年9月に国内発売された「Galaxy Z Flip5」の後継機種である「Galaxy Z Flip6」。

まず注目したいのは、やはりタッチパネル式にもかかわらず折りたためる構造だ。“ディスプレイが曲がる”ことに衝撃を覚える一方で、そのビジュアルはかつての青春時代を共にした“ガラケー”のようで、どこか親しみやすさも感じられる。

また、折りたたんだ時の小ぶりなサイズはポケットに入れても目立ちにくく、手のひらにのせた時の“収まりのよさ”も絶妙。気づけばつい触れてしまう、相棒のような存在だ。

さらに、背面のカバー画面に搭載されたタッチパネルも見逃せない。壁紙やガジェット、時計のデザインなどを細かく設定できるのも、ビジュアル重視から機能重視まで幅広い趣向の人におすすめできるポイントだ。

新しいシューズを買ったり、普段と違うコーディネートに挑戦したり。そんな時に活用したいのが、メインカメラを使った「ハンズフリー撮影」だ。

「Galaxy Z Flip6」を折りたたんだ状態（フレックスモード）で床に置けば、シューズを主役にしたインパクトのある写真を撮影可能。手を伸ばしたり。高いところに「Galaxy Z Flip6」を置けば、意外性のある構図で全身のポートレートを撮れる。

「ちゃんと写っているか不安」という心配も必要ない。「Galaxy AI」の「オートズーム」を使えば、被写体をAIが認識してベストなズーム倍率に調整してくれる。また、手のひらをかざせば自動的にシャッターを押してくれるなどの便利な機能も。“セルフィーといえばこのポーズ”などの固定観念に縛られずに撮影できるのだ。

「行きつけのカフェで馴染みの店員と外国人の常連客が話している。会話に混ざりたいけど、英語に自信がない……」。

いつかは乗り越えたい言語の壁を、「Galaxy AI」は軽々と打ち壊してくれる。翻訳機能を使えば英語や中国語はもちろん、アラビア語やインドネシア語、さらに広東語やカナダフランス語などの方言もその場で日本語に訳してくれる。また、「デュアルスクリーン 通訳モード｣を使えば、背面のカバー画面とメインディスプレイの２画面で同時に通訳を表示可能。お互いがそれぞれの画面を確認しながらスムーズに会話できるはず。

さらに翻訳機能は通話中にも使用可能。もしその常連客と意気投合して電話番号を交換しても、物怖じせずにコミュニケーションできそうだ。

お気に入りのステッカーなどでスマホケースをデコレーションするように、「Galaxy Z Flip6」は背面のカバー画面を自由にカスタマイズできる。

写真フォルダにあるお気に入りのキャラクターの画像や、友達と撮影したセルフィーなどはもちろん、生成AIを使ったオリジナルのアーティスティックな壁紙も設定可能。さらに、壁紙の内容を自動で検知してウィジェットを配置する「おすすめのスタイル」や、現在の天気に合わせて雨や雪などのエフェクトが表示される「今の天気壁紙」、テキストメッセージの返信を提案してくれる「スマート返信」なども搭載。「Galaxy AI」で見た目も機能も自分好みにカスタマイズできるのだ。

「ハンズフリー撮影」によってセルフィーの自由度が圧倒的に高まり、「デュアルスクリーン 通訳モード｣によって言語の壁がなくなった。さらに「カバー画面」にはこれまでの“壁紙”とは一線を画すような機能を搭載している。AIによって快適に日常を過ごせるだけでなく、自分の可能性ややりたいことの幅も広がっていく。Galaxy Z Flip6が作り出す生活は、まさに未来だ。

Qetic編集部が「Galaxy Z Flip6」を体験レビュー！ その魅力と120％使いこなすアイデアをご紹介