世界的アーティストたちが続々と来日を果たす<GMO SONIC 2025>が、1月25日・26日の2日間、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催される。
<GMO SONIC>は、GMOインターネットグループとクリエイティブマンプロダクションが主催する、国内最大規模のダンスミュージックフェスティバルだ。日本発の大型音楽イベントとして、「和」をキーワードにさまざまな趣向を取り入れ、日本文化とエンターテインメントが融合した、これまでにないフェスティバルを世界中の観客に届けることを目指している。
今回で3回目となる同イベントは、昨年8月に第一弾アーティスト発表が行われて以来、世界最先端のダンスミュージックからヒップホップまで、ジャンルの垣根を超えた豪華なラインナップが話題を呼んでいる。
そこで本稿では<GMO SONIC 2025>の数ある魅力を厳選し、特にクラバーに向けて、イベントに参加するべき4つの理由を紹介する。
<GMO SONIC 2025>
2025.1.25(SAT)26(SUN)
1.最先端テクノロジーで魅せる、Anymaのオーディオビジュアルショー
<GMO SONIC 2025>でまず注目すべきは、圧巻のオーディオビジュアルショーを武器に現行メロディック・テクノシーンを席巻するAnymaだ。
人気レーベル〈Afterlife〉の共同設立者としても知られるAnymaは、“Eternity”や“Consciousness”といったヒット曲を持つが、その真価は圧倒的な没入感を提供するオーディオビジュアルライブにある。巨大LEDスクリーンに投影されるヒューマノイドキャラクター「EVA」が、楽曲に合わせてダイナミックに躍動する演出は、イビザ、サンパウロ、ニューヨーク、バルセロナ、メキシコシティ、マイアミなど、世界各地のAfterlifeイベントで熱狂的な支持を集めてきた。また、最近では、世界で最も先進的な没入型会場として知られるラスベガスの「Sphere」での2024年の年越しカウントダウンショーの模様もSNSで大いに話題になった。そのような物理的領域とデジタル領域の境界を溶解させると話題のAnymaのパフォーマンスは、まさに現代のクラブミュージックの最先端を体現していると言えるだろう。
今回は話題のオーディオビジュアルショーが、ついに日本初上陸。<GMO SONIC>は国内屈指のLED映像演出を誇るだけに、そのスペックをフル活用した没入感ある体験が提供されることに期待したい。
Anyma & Chris Avantgarde – Eternity [Live from Afterlife Tulum]
2. 新旧のベースミュージック・アイコンが集結
今回の<GMO SONIC>は、クラバーの中でもとりわけ、重低音が響くベースミュージック好きにとって、見逃せないラインナップとなっている。その筆頭が、9度のグラミー賞受賞歴を持つSkrillexだ。2010年代にダブステップの派生ジャンル「ブロステップ」のアイコン的存在として、シーンを席巻して以降、数々のクラブアンセムを世に送り出してきたEDMシーンのスーパースターは、2020年代に入ってからはアンダーグラウンドなクラブシーンにも接近。最近はFred Again..、Four Tet、Flowdan、Ahadadreamなど、非EDM系アーティストともコラボを重ねており、その中からグラミー賞を受賞した“Rumble”や“TAKA”などクラブヒットも生まれている。Skrillexが来日するのは2023年の<ULTRA JAPAN>以来となるだけに、今回は往年の名曲から先述の最新ヒット曲までを網羅したDJセットに期待するファンも多いことだろう。
Skrillex, Fred again.. & Flowdan – Rumble [Official Music Video]
一方、ベースミュージックシーンにおいて、新世代の旗手として注目を集めているのが、Skrillexも認めるHamdiだ。ダブステップを軸にUKガラージ、グライムを融合させた独自のサウンドは、メインストリームの大物からアンダーグラウンドシーンの重鎮まで、幅広い支持を獲得。2022年には代表曲“Skanka”が世界的なヒットを記録し、「モダンクラシック」との評価を得た。さらに近年はMarshmello、Zeds Deadとのコラボレーションも実現し、EDC Las Vegasなど大型フェスへの出演も果たすなど、着実にキャリアアップを重ねている。今後、さらに人気が高まることが予想される”旬のアーティスト”であることは間違いない。
Skanka
3. 世界No.1 DJたちによる圧巻のステージ
クラブミュージックシーンの頂点に君臨するDJたちのパフォーマンスは、間違いなく<GMO SONIC 2025>の大きな見どころだが、その中でも特に注目したいのがMartin GarrixとPeggy Gouだ。
Martin Garrixは、2016年にわずか20歳でダンスミュージック専門誌『DJ Mag』によるDJの人気ランキング「DJ Mag Top 100 DJs」の史上最年少1位を獲得後、3年連続1位を達成。2024年には5度目となる1位を獲得し、その地位を不動のものにしている。また、世界的ヒット曲“Animals”を始め、“Wizard”、“Virus (How About Now)”など、多くのクラブヒット曲をもつほか、Dua LipaやTroye Sivan、Bebe Rexhaなど、ポップスターとのコラボレーションも積極的に行うなど、クラブシーンにとどまらない高い知名度と人気を持つ。
Martin Garrix – Animals (Official Video)
一方、韓国出身のDJ/プロデューサーPeggy Gouは、ベルリンの名門クラブ「Berghain」に出演した初の韓国人DJ、イビザの「Ushuaia Ibiza」のクロージング・パーティでヘッドライナーを務めた初の女性DJとなるなど、様々な記録を打ち立ててきた。“It Makes You Forget(Itgehane)”や“Han Jan”といったヒット曲で知られる彼女は、2023年に“(It Goes Like) Nanana”が世界的な大ヒットを記録。その影響力は、2023年の“DJ Mag Top 100 DJs”にも及び、同ランキングで9位を獲得した彼女は、ハウスDJとしては最高位となる成績を獲得。これにより世界No.1ハウスDJの座についた。また、2023年の<Ultra Japan>、2024年の<FUJIROCK FESTIVAL>への出演など、近年は毎年のように日本の大型フェスに登場しており、国内での知名度も非常に高い。
クラバーであれば、名実ともに世界最高峰のクラブミュージックを体現するこの2組のパフォーマンスは見逃せないはずだ。
Peggy Gou – (It Goes Like) Nanana – Official Video
4. 新旧の国内人気アーティストが豪華共演
また、<GMO SONIC 2025>では、日本のクラブミュージックシーンからも、注目のアーティストが集結する。まず挙げられるのが、卓越したリリックとフローで知られるWILYWNKA。“Our Style”のヒットで知られる彼は、2024年には全国5か所でのZEPPツアーを成功させ、その勢いは留まることを知らない。
WILYWNKA & Brasstracks – Our Style (Official Visualizer 歌詞付き)
一方、“BOW”が世界45の国と地域でSpotifyバイラルチャートにランクインし、グローバルチャートでも1位を獲得したMFSは、「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」にも選出され、次世代を担うアーティストとして注目を集めている。
MFS – BOW
さらに、代表曲“come again”が近年リバイバルヒットを記録し、グローバルガールズグループXGの“IYKYK”でも“prism”がサンプリングされるなど、若い世代からも支持を集めているm-floの出演も見逃せない。こうした勢いのある若手から実績豊富なベテランまでの共演は、クラバーにとって見逃せないハイライトとなるだろう。
m-flo / come again
4つのポイント以外にも見どころ盛りだくさん
本稿ではクラバーに焦点を当て、<GMO SONIC 2025>の注目すべき4つのポイントをご紹介してきたが、累計80億回以上のストリーミング再生数を誇るR3HABや、トラップシーンを牽引するMetro Boomin、“APT.”の世界的ヒットでグローバルなポップシーンで存在感を示したROSÉといった世界的アーティストの出演、そしてアジア各国で高い支持を得ているトリリンガルアーティストのNOA、グローバルボーイズグループ「JO1」から選抜された川西拓実・河野純喜・與那城奨による特別ユニット、GENERATIONS from EXILE TRIBEなどのメンバーとして知られるALAN SHIRAHAMAとヒューマンビートボクサーSO-SOによるB2Bセットなど、その見どころは尽きない。
ぜひ、本稿を参考にしながら、国内最大規模のダンスミュージックフェスティバルが実現する、”これまでにないフェスティバル”を会場で堪能してほしい。
Text:Jun Fukunaga
INFORMATION
GMO SONIC 2025
2025.1.25(土)・26(日)
埼玉・さいたまスーパーアリーナ
主催・企画:
GMOインターネットグループ株式会社/株式会社クリエイティブマンプロダクション
制作・運営・招聘:株式会社クリエイティブマンプロダクション
協力:さいたまスーパーアリーナ
問い合わせ:株式会社クリエイティブマンプロダクション
TICKET:
・PLATINUM STANDING:¥25,000-(税込)
・PLATINUM STANDING 2日通し券:¥47,000-(税込)
・GA(一般/全自由):¥14,000-(税込)
・GA(一般/全自由)2日通し券:¥26,000-(税込)
・U19:¥10,000-(税込)
・U19・2日通し券:¥18,000-(税込)
※U19(中学生以上20歳未満)は、アリーナエリア入場不可詳細はこちら