昨年11月にグリーンランドサッカー協会とのサプライヤー契約を発表したデンマークのスポーツブランド〈hummel(ヒュンメル)〉。同ブランドが、12月、今年1月にグローバルでリリースしたHOMEおよびAWAYユニフォームを日本でも展開すると発表した。

北極圏に位置する世界最大の島で、国土の80%が氷床に覆われているグリーンランド。人口約5.6万人(2023年)のうち約90%がイヌイットで、約4,000年前からこの地に住む先住者の子孫。彼らは狩猟や自然との共生に基づく文化を基盤にした生活を送っている。また、1721年から200年余りはデンマークの植民地で、1979年に自治権を獲得。現在は高度な自治権を持つ自治領。 1年のうち、最大8ヶ月もの間、雪が降り続くグリーンランドの人々をひとつに結びつけるものがサッカーだという。

グリーンランドサッカー協会との契約発表時、〈hummel A/C〉のCEOであるラース・スタインバーグ(Lars Stentebjerg)は、「ヒュンメルは常に個性豊かなチームをサポートすることに情熱を注いできました。グリーンランドサッカー協会は、その好例です。グリーンランドはデンマーク王国の重要な一部であると同時に、力強く独立した文化を育む存在でもあり、私たちはパートナーシップを通じてその文化を称え、育んでいきたいと考えています」と話している。

今回日本でも販売を開始するHOMEユニフォームのデザインは、グリーンランドの豊かな神話と伝統にインスピレーションを得た精巧な模様を特徴とし、その伝統に敬意を表現。ボディには彫刻された小さなトゥピラックの模様をあしらい、その中にはトゥッカケル模様も含んでいる。

hummel がグリーンランドの文化を称えるユニフォームを日本でも展開 04-1920x1280

トゥピラックは、力強さと精神的な導きを、トゥッカケルは勇気と男らしさを体現するグリーンランドのアイデンティティにとって重要な要素。 文化的な深みをさらに増すものとして、リブと襟のデザインに伝統的な民族衣装やブーツによく見られるアヴィタット模様を取り入れた。

一方、 AWAYユニフォームは、凍てつく風景の不屈の強さや静かな美しさを反映し、忍耐と団結を表現。土地と人々の絆が氷そのものと同じくらい強く結ばれている、人里離れたフットボール・コミュニティをとらえたユニフォームに仕上げ、グリーンランドのアイデンティティや文化、そして繋がりの物語を伝えている。

hummel がグリーンランドの文化を称えるユニフォームを日本でも展開 02-1920x1280

〈hummel〉HOMEおよびAWAYユニフォームは、〈hummel〉公式オンラインストア限定で販売中。価格はそれぞれ24,200円(税込)となる。

hummel公式オンラインストア