7月24日(金)、25日(土)、26日(日)に新潟県湯沢町・苗場スキー場で開催される<FUJI ROCK FESTIVAL ’26>(以下、フジロック)。そのキックオフイベントとなる<SMASH Go Round FUJI ROCK NIGHTS 2026>。昨年も大好評だった本イベントが4月3日(金)にSHIBUYA CLUB QUATTROで開催された。フジロックを身近に感じられる催しと一夜限りのスペシャルライブで、今年も渋谷が大いに盛り上がった。


4Fエリア:入場無料!フジロックにまつわるアクティビティで世界観を再現
17時より無料開放された4Fエリア。1997年から現在までの歴代ポスターや多彩なアートワーク、貴重なライブ写真がずらっと展示され、置かれているブックレットを夢中で読むお客さんや、過去のポスターやライブ写真を見ながら歓談するお客さんなど、フジロックの歩みを振り返るこの空間は、多くの方で賑わった。




さらに、ところ天国名物「玉子サンド」と、iichikoによる特製「いい茶こ」の販売など、フジロックならではのフード&ドリンクも登場。大人だけでなく子供にも大好評だったのは、1回100円で挑戦でき、フジロックの森ステッカーや定価500円〜5600円のグッズが当たる「フジロックの森 ハズレなしガチャ!」だ。THERMOS(サーモス)とのコラボボトルなど豪華賞品に大人も子供も大興奮。終演後には、置かれたカゴが空のカプセルで埋まるほどの人気ぶりであった。
今年のフジロックのチケットやオフィシャルグッズの対面販売、オフィシャルツアー相談所では、客とスタッフのコミュニケーションの場となり、わからないことを聞いたり悩みを相談したりする人々で賑わいを見せた。




5F:スペシャルライブ & DJセット
5Fエリアでは、2026年のフジロックを盛り上げる2組のアーティストとDJによるスペシャルライブが開催された。

苗場音楽突撃隊 GUEST:浅井健一

リトル・リチャードの有名曲カバー“Good Golly Miss Molly”からスタートしたライブで、フロアのボルテージは一気に加速した。踊るような鍵盤の音色とトランペットのアクセントが軽快で、オールディーズにそれほど詳しくない人も思わず身体を揺らしてしまうほどである。“Whole Lotta Rosie”や“Sympathy For The Devil”など、往年の人気ロック曲を披露するタニーのシャウトは力強く心地よい。

歪んだギターが鳴り響くと、フロアの空気は一変する。ヤマジにメインボーカルが移り変わった“I Wanna Be Your Dog”は、ザ・ストゥージズの原曲よりもはるかにハードロック寄りで、もはやヘヴィメタルのようなアレンジであった。ヘッドバンギングを繰り返し、メロイックサインを掲げるオーディエンスの姿も見られた。

ここで、ゲストの浅井健一が登場。「久しぶりにフジロックに呼んでもらえて嬉しいです。ありがとう」と語り披露した楽曲は、JUDEで知られる“シルベット”。アコースティックな演奏と浅井の歌声からは、澄んだ青空がイメージされ、苗場で聴く光景を想起させるものであった。
続いて披露されたのは、BLANKEY JET CITYの名曲“DERRINGER”と“ガソリンの揺れかた”。浅井の独特なワードセンスとウッドベースの音が光る“DERRINGER”、そして2000年のフジロックでも披露された“ガソリンの揺れかた”。開演前から多くのブランキーファンの姿が見られたが、どちらの楽曲でもフロアは大きな熱狂に包まれていた。

「Thank you everyone!!!」
多くを語らずとも、その一言だけで場を圧倒する。ロックミュージシャンの放つ輝きを見せつけ、ステージを後にした。
なお、この日は『じゃんけん大会』も開催され、優勝者にはメンバー全員と浅井のサインが入ったTシャツがプレゼントされた。ハードボイルドな風貌とは裏腹に、遊び心と和やかな雰囲気も苗場音楽突撃隊の魅力である。
never young beach
ゆるやかな雰囲気でスタートしたネバヤンの1曲目は“らりらりん”。
“らりらりらりらら”のパートでは、手を振りながらオーディエンスもシンガロングし、会場に一体感が生まれた。“気持ちいい風が吹いたんです”では、今の季節を象徴するような穏やかな空気が広がる。
キャップにスタジャンを纏った安部(Vo/Gt)はゆらゆらと踊りながら観客を煽り、フロアを温めていく。今年に入ってから初めてのライブだという彼らは終始ご機嫌な様子で、時折トリプルギターの音圧を炸裂させた。安部愛を叫ぶファンの声に対して「打ち上げ花火みたい」と応える場面もあり、会場は和やかなムードに包まれていた。

フジロックのロゴがあしらわれたフラッグを「速い車のレース(F1)の旗」とメンバーが盛り上がる場面では、笑いが巻き起こるなど、終始リラックスした空気の中でライブは進行。
“こころのままに”では一転して静寂へ。ノスタルジックでサニーデイ・サービスを彷彿とさせる同曲は、まるで静かな夜の海を眺めているかのような余韻を残した。

ラストは“明るい未来”、“夏のドキドキ”で心地よいグルーヴのまま終演……かと思いきや、鳴りやまないアンコールに応え“帰ろう”をサプライズ披露。あたたかい拍手に包まれながらステージは幕を閉じた。

DJ POKASKA(from 苗場)
実験音楽とダンスミュージックのはざまを開拓するプレイを得意とするDJ POKASKAが、シンセサイザーを用いた豊かな音色で、ライブのスタート前や転換時間、終演後の空間を彩った。時にはフロアをほどよくクールダウンさせ、時にはお酒片手に踊れるエレクトロニック・ダンスミュージックを披露するなど、その場のオーディエンスを大いに盛り上げた。

ジャンルレスな音楽やアクティビティ、美味しいグルメが楽しめる、フジロックの空気感が凝縮された<FUJI ROCK NIGHTS>。和やかなムードで幕を締め、7月に向けての華々しい幕開けとなった。

Text by Yuika Yamazaki
Photo by Kosuke Kobayasi
Edit by Qetic編集部
EVENT INFORMATION

SMASH go around FUJI ROCK NIGHTS 2026
2026.04.03(金)
渋谷CLUB QUATTRO 4F&5F(東京都渋谷区宇田川町 32-13 4F)
OPEN 18:00/START 19:00
FUJI ROCK FESTIVAL ’26
| 会期: | 2026年 7月24日(金)・25日(土)・26日(日) |
|---|---|
| 会場: | 新潟県 湯沢町 苗場スキー場 |
| 公式サイト: | www.fujirockfestival.com |

出演アーティスト日別一覧
7/24(金)
The xx
ASIAN KUNG-FU GENERATION / Hi-STANDARD
TURNSTILE
ARLO PARKS / HYUKOH / LETTUCE
ALTIN GÜN / CHAPPO / 奇妙礼太郎BAND / KOTORI / maya ongaku
My Hair is Bad /OGRE YOU ASSHOLE / SNAIL MAIL / SON ROMPE PERA / SORRY
TESTSET / TINARIWEN / w.o.d. / Wata Igarashi / Yo-Sea
7/25(土)
KHRUANGBIN
Fujii Kaze / TOMORA / BASEMENT JAXX
BADBADNOTGOOD / サニーデイ・サービス / XG
THE BETHS / Bialystocks / BOHEMIAN BETYARS / ブランデー戦記 / cero
IO JOEY VALENCE & BRAE /KELLY LEE OWENS / KOKOROKO / Kroi
LA LOM / OAU / QUADECA / Riddim Saunter
柴田聡子(BAND SET) / SIX LOUNGE / Soichi Terada
HURSTON MOORE / Trueno / 唾奇 / YUUF
7/26(日)
MASSIVE ATTACK
平沢進+会人 / MITSKI / MOGWAI
AMERICAN FOOTBALL / never young beach / Tempalay /ANGINE DE POITRINE /
Aooo / 浅井健一 / THE BREAKS / the cabs / DONAVON FRANKENREITER
FRIKO / GEORDIE GREEP / GOGO PENGUIN / GRAPEVINE / 平井 大 / んoon
ICHIRO YAMAGUCHI / KIRARA / LAUSBUB / The Lemon Twigs
PLINI / 礼賛 / SOFIA ISELLA / TAKKYU ISHINO / TĀL FRY
……..and more artists to be announced