音が物質や空間を通り抜け、進む角度を変えながら新たな像を結んでいく。Corneliusが2026年8月19日にリリースする8枚目のアルバム『Refractions』は、タイトルが意味する「屈折」を、その制作過程にも宿した作品だ。
内省的な色合いの強かった近作から一転し、今作では身体を揺らすビートとファンクネスが前景化。Bid、Sean Ono Lennon、Arto Lindsayといった長年交流を重ねてきた音楽家たちを迎え、井上陽水の“夢寝見”を取り上げた。そして、その新しい音像を生み出す「媒質」となったのが、ここ数年で急速な進化を遂げた生成AIだ。
曲作りではAIを素材やセッション相手として用い、MVまで自ら手がける。その一方で、年齢と残された時間を意識し、いま再び身体的なビートへと向かう。テクノロジーによって創作の境界が揺らぐ時代に、Corneliusは何をつくろうとしているのか。『Refractions』の制作をめぐって、小山田圭吾に話を訊いた。
INTERVIEW
Cornelius
──まず、アルバムタイトルを『Refractions』にした理由から聞かせてもらえますか?
『Reflections』ではなく『Refractions』なんですけど、『Reflections』といえば、僕らの世代にとっては寺尾聰さんのアルバムがすごく印象深いんですよ。小学生の頃にかなりインパクトを受けたアルバムなので、タイトルがちょっと似ているなと思いつつ(笑)。
「Refractions」は屈折という意味で、反射ではなく、何かの媒質を通ることで少し角度が変わり、いろいろな世界が現れる。そういうイメージがアルバム全体にあって、最終的にこのタイトルになりました。

──ここ最近の2作、『Mellow Waves』と『夢中夢』は、わりと内省的というか、インナースペースに向かうような作品でした。一方、今回はダンサブルでファンキーな曲が多い印象です。
そこはわりと最初から意識していましたね。一番大きいのは年齢です。こういうビートがしっかりした音楽を、今後あと何年できるのかなと。やれるうちに、こういうこともやっておきたいという気持ちが、最初にあったんです。
──近年、また精力的にライブを行っていることも、今回の方向性に影響していますか?
それはありますね。ここ最近は静かな曲がすごく増えて、ライブが少し単調になっている感覚もあったので、またちょっと変えてみたいなと。
──“Mind Train”は、すでにライブでも披露されています。アルバム制作の初期にできた曲ですか?
一昨年だったかな、Corneliusの30周年ライブ<Cornelius 30th Anniversary Set>があって。そのときは過去の曲をいろいろ演奏したんですけど、セットリストに新曲も入れたいと思ったんです。それで“Mind Train”と、Arto Lindsayさんが参加してくれた“Bad Advice”ができた。その2曲が、今回のアルバムの始まりですね。
──“Mind Train”は、どのように生まれたのでしょうか。
もともとはNIGOくんから依頼されて、KENZOのパリ・コレクションのランウェイ用に作った音楽がベースになっています。ランウェイは20分くらいあるので、その長尺に合わせて作っていました。モデルが歩くテンポだから、ある程度躍動感のあるものがいいなと。ドイツのCANやNEU!のような、モーターリックなビートがひたすら続く曲をやってみたいと思ったんです。
途中でひとつだけ歌が入るパートがありますけど、あれはNIGOくんから「少し歌が入ったほうがいい」と言われて加えました。ビートがミニマルに変化しながら、その上でいろいろなことが起きていく。そういう、ちょっとマインドトリップ的なイメージです。
──途中に大きなブレイクがあり、そこから再び元のビートへ戻っていく展開にも、どこか別の場所へ連れていかれるような感覚があります。映像とのシンクロも相まって、かなり没入感がありました。
あそこは、急に場面が変わるようなイメージでした。MVを作ってくれたのは大西景太さんです。音に完全にシンクロした映像を作る方で、彼の作品はどれも素晴らしい。
バッハの四重奏の一音一音を、オブジェクトの動きに置き換えて、完全に視覚化したような作品もあります。Corneliusでは『AUDIO ARCHITECTURE』でも一緒にやっていますけど、音を視覚化することに関して、完全に極めている人です。

──アルバムにはCorneliusらしいシグネチャーサウンドがありながら、これまで聴いたことのないような音も数多く使われています。こうした変化の背景には、何があったのでしょうか。
生成AIを制作に取り入れたことが、かなり大きいと思います。ここ2年くらいで、AIがいろいろな分野で急激に存在感を増してきたじゃないですか。それが今回の変化の大きな要因になっていますね。
“Mind Train”でも、コーラスの女性の声はAIで作ったんです。ただ、その頃はいまのような音楽生成AIはまだなくて。あとは曲のタイトルを考えるときに、ChatGPTを使って言葉を探すようなことを、うっすら始めていたくらいでした。
それ以降の曲では、生成したものも取り入れています。AIの精度もだいぶ上がってきたし、特に映像系ですかね。去年くらいから急激に進化して、いまはあらゆる制作の中にAIが入ってきています。
──具体的には、どのように使っているのですか?
本当にいろいろですね。たとえば今回、自分の声以外のコーラスは全部AIなんですよ。女性ボーカルには何人かキャラクターがいて、その人たちに歌わせています。
──そうだったんですか。てっきり大野由美子さんが歌っているのかと思いました。
大野さんに似た声を選んだんです(笑)。
曲作りでは、自分で作った断片を一度AIに入れて、いくつかのパターンを作る。そこからいいものをステムで書き出して編集し、もう一度AIに入れる。出てきたものを全部弾き直して、パートを削ったり足したりしていきます。
サンプル素材のように、いくつかのフレーズを抜き出して使うこともある。曲をステムに分け、そこに違うビートを加えたものをもう一度AIに入れて、さらに発展させる。そういう作業を延々とやっています。
──アシスタントでもあり、セッション相手でもあるような存在ですね。
セッション相手というのは近いですね。素材でもあるし、いろいろな可能性を試せるものでもある。媒質というか、「屈折」の相手としてさまざまな分岐が出てきて、それをまたこちらへ戻していく。相手は人間ではないんだけど、そういうことをずっとやっています。
──ChatGPTやGeminiには、それぞれ特徴的な文体があります。音楽生成AIにも、音色やフレージングに独特の癖がありますか?
ありますね。それに、音質だったりまだパートをきれいに分離できないという問題もある。いま、音楽生成AIではSunoが一番広く使われていると思うんですけど、僕も最初に少し触ってみて、好みとは違うなと思いました。Udioというのもあって、僕はそちらがすごく好きで使っています。
最終的に、AIで生成した音がそのまま多く残っているわけではないです。
──AIを使うことで、ご自身で曲を作り込む範囲も以前より増えましたか?
増えましたね。制作の初期段階はスタジオではなく、ずっと家で作業していました。

──ライターの仕事も、まさに似た状況になっています。どこまでが自分の作業なのかと思うこともありますが、何を選び、何を残すかという部分に主体性があるのかもしれません。
そうですよね。クリエイティブの根幹とは何かということ自体が、ものすごく揺らぐ。ただ、編集やキュレーションの感覚、何を求めて何を選ぶかという判断は、結局、人間が担うものとして残るのかなと思います。
演奏の技術や、それをライブで再現することになると、また話は別ですけど、ただ「作る」というだけなら、ハードルはものすごく低くなっていますよね。
僕はまだ半分人間というか(笑)、これまでの作り方を半分残していますけど、これからはAIネイティブの子たち、音楽を始めるきっかけがAIだった世代が出てくると思うんです。技術はなくても知識や文脈が異常に発達した人が組み立てる音楽は、聴いてみたい気がします。
──今作では“夢寝見”、“Aeons”、“まざらない”などのMVを、小山田さんご自身が手がけています。いずれも生成AIを使って制作したのでしょうか。
そうですね。AIがなかったら作れませんでした。基本的にはAIだけで作っています。
まず静止画を作り、その段階で細かいディテールをかなり詰めていく。それを動画生成AIに入れ、さらにプロンプトで指示して動かしていきます。
作り始めたのは去年くらいからですけど、その頃はまだ映像が崩れやすかった。静止画を読み込ませても、数秒以上経つと絵が崩壊してくるんです。そこでまた静止画を入れて、そこから生成し直す。できたものを、さらに別のソフトで編集するという作り方ですね。
──自分で映像を作るのは楽しいですか?
けっこうハマりましたね。とはいえ、頭の中のイメージを完全に具現化できているわけではなくて、まだ全然言うことを聞いてもらえないし、いろいろ大変です。
でも、個人でかなりのものを作れる。たとえば5年前に同じような映像を作ろうとしたら、CGか実写撮影になりますよね。CGでも膨大なお金と時間がかかるし、実写なら、MVに出てくるような世界を実際にセットとして作り、カメラを並べて撮影しなければならない。数千万円かけないとできなかったようなことを、いまは個人でできる。それは本当にすごいと思います。
──“Twisting & Glistening”のMVでは、部屋の天井にフリッパーズ・ギターの『ヘッド博士の世界塔』を思わせるパターンが用いられ、ファンの間でも話題になりました。あの引用には、どんな意図があったのでしょうか。
“Twisting & Glistening”のMVも自分で作ったんですけど、オプティカルな幾何学模様をテーマにしているんです。そのひとつとして、『ヘッド博士の世界塔』の柄も出てくる。それを現実の空間に再構成したようなビジュアルですね。アートディレクションを手がけた信藤三雄さんへのトリビュート的な意味もあります。
──『ヘッド博士の世界塔』はいま、サブスクリプションでは配信されていません。小山田さん自身は、35年前の作品を現在どのように見ていますか?
ジャケットがいいですよね。
──(笑)。
特に初回盤のジャケットは、改めて見てもすごいなと思います。

──シンセサイザーやドラムマシン、サンプリング、DAWなど、これまでも新しいテクノロジーが音楽を変えてきました。生成AIは、それらとはまた別の次元にあるように感じますか?
道具としての領域を、かなり超えてきてますよね。ドラムマシンが登場したときには、ドラマーの仕事を奪うと反発されたり、テクノには魂がないと言われたり、サンプリングが登場して議論になったり。新しい技術が出てくるたびに、そういうことはありました。でもAIは、さらに違う次元にあると思います。
DAWの中にもすでにAIが入っていますから、まったく使わずにいることが可能なのか、という感じじゃないですか。ただ、同時に問題もものすごくたくさんあって。
今回、自分でAIを使ってMVを作り、頑張っていいものができたと思ってYouTubeに上げたら、批判されたんですよ。特にアメリカには反AIの人が大勢いて。僕はその状況をよく知らなかったので、発表して初めて、こんなに大きな問題になっているんだと実感しました。
──これだけ大きな変化をもたらすものだからこそ、強い拒否反応も出てくるのでしょうね。
産業革命のときに、機械化に反対して工場の機械を破壊するラッダイト運動があったじゃないですか。それよりもっと大きな反対運動が、これから来るんじゃないかと思います。
特にアメリカでは、AIが大量の電力や水を消費することや、データセンターが周辺環境に与える影響など、環境面の問題が指摘されています。それに、AIに仕事を奪われることへの危機感も大きい。なかでも、これから就職する若い人たちは、いままで学んできたことを否定されたように感じているのかもしれない。実際、仕事のあり方も大きく変わっていくでしょうし。
──確かにそうですね。
芸術やクリエイティブの領域では「AI slop」という言葉もあるんです。生成AIで大量に作られた質の低いショート動画のようなものを、AIのゴミだと批判する言葉ですね。「いままでCorneliusの映像はよかったのに、AIを使うなんて最低だ」というような反応も、結構ありました。

──今作にはBid、Sean Ono Lennon、Arto Lindsayが参加しています。AIを介した制作と、人とのコラボレーションが並行していることも印象的でした。
それも「屈折」の媒介のひとつというか。コラボレーションする相手がいて、その人を通して生まれるものを取り入れたいと思ったんです。以前から一緒にやってみたかった人や、長い付き合いになった人たちと、改めてやってみようかなと。
──The Monochrome Setとの交流が始まったのは、いつ頃ですか?
最初は90年代の頭くらいかな。『Fab Gear』(1990年)というコンピレーション・アルバムを作ったときに会ったのか、あるいはThe Monochrome Setが一度解散したあと、日本に来たときだったかもしれない。その頃に何度か会っていましたね。
それから時間が空いて、コロナ禍の前くらいに彼らが来日したとき、ライブを観に行って久しぶりに再会したんです。それをきっかけに、また連絡を取るようになりました。
Lester Squareが抜け、ギタリストが不在だった2024年の来日公演では、「何曲か手伝ってほしい」と言われて、僕もゲストで参加しました。僕がロンドンへ行く機会もあって、そこから少しずつやり取りが増え、今回参加してもらいたいと思ったんです。
交流自体は、90年代から現代まで急に飛んだような感じですけどね(笑)。でも、僕は高校生の頃からずっと聴いていたので、今回一緒にできたのはうれしかったです。
──Sean Ono Lennonさんとも長い交流があります。
最初に会ったのは90年代ですね。Seanが『Into the Sun』(1998年)を出した時期と、Corneliusの『FANTASMA』(1997年)が出たタイミングがかなり近かった。僕が初めてアメリカでライブをしたとき、テキサスの<SXSW>に出演したんです。SeanはGrand Royalのステージ、僕はMatadorのステージに出ていて、そのときに彼のライブを観ました。Seanにとっても、まだ1回目か2回目くらいのライブだったんじゃないかな。
その後、日本のライブハウスで会うことが何度かあって、『SENSUOUS』(2006年)の頃に出演した<SUMMER SONIC 2007>にもSeanが来ていたんです。彼がCMの仕事か何かでそのまま日本に残ると言っていて、僕らが次の週に<RISING SUN ROCK FESTIVAL>へ行くと話したら、SeanとガールフレンドのCharlotte Kemp Muhlがついてきた。一緒にフェスへ行って、そこでかなり仲良くなりました。
──新生Plastic Ono Bandのメンバーになったのは、どのような経緯からですか?
2009年にSeanがChimera Musicを始めて、日本でレーベルのショーケースライブを開いたとき、Corneliusのバンドがハウスバンドとして参加することになり、Seanや所属アーティストの曲を演奏しました。そこにオノ・ヨーコさんが来ていて、ライブの翌日にバンドへ誘われたんです。そのままレコーディングに入り、そこから10年くらい、Seanや本田ゆかさんたちとPlastic Ono Bandでいろいろな活動をしました。

──Arto Lindsayさんとの出会いも90年代ですか?
ArtoさんもSeanと同じくらいで、たしか1998年です。彼がライブで日本へ来たとき、渋谷のタワーレコード前の横断歩道から、壁に掲げられた『FANTASMA』のビルボードを見たらしいんです。そこに写っていた僕が、Artoさんの使っているものと同じDanelectroのギターを持っていて、「これ誰だ?」となったらしく(笑)。
その後、ホテルでMTVをつけたらCorneliusの“STAR FRUITS SURF RIDER”が流れてきて、それで興味を持って連絡してくれたんです。それが最初でした。
その後は、Artoさんのアルバムに僕が参加したり、こちらの作品に参加してもらったり。Artoさんが日本へ来たときにCorneliusのメンバーがバックを務めたこともあるし、セッションも何度かしています。かなり長い付き合いですね。
──井上陽水さんの“夢寝見”を取り上げたことも、新鮮な驚きでした。
“夢寝見”がすごく好きなんです。昔から知ってはいましたけど、ここまでハマったのは比較的最近ですね。
曲が発表されたのは1990年頃で、当時、陽水さんが出演していた車のCMに使われていたんです。「お元気ですか?」という有名なCMがあって、僕もよく覚えています。何パターンかあるうちのひとつで、この曲が流れていた。それで妙に印象に残っていました。
コロナ禍の少し前くらいかな。サブスクリプションでいろいろ聴いているとき、『ハンサムボーイ』(1990年)の1曲目に入っている“Pi Po Pa”がレコメンドに出てきたんです。聴いてみたら、めちゃくちゃよくて。そこから陽水さんのバックカタログを深く聴くようになり、なかでも“夢寝見”にすごくハマりました。ここ4、5年くらい、ずっと好きな曲です。
『夢中夢』とも同じような世界観なので、あのアルバムでカバーしても全然おかしくなかったと思います。でも、いつかこれはやっておきたいという気持ちがあって、今回収録しました。
──陽水さんの音楽のどんな部分に惹かれましたか?
陽水さんは、少しサイケデリックというか、ドリームポップ的なんですよね。“夢の中へ”もそうですけど、夢をモチーフにした曲が多い。夢なのか現実なのかわからないような世界を、ずっと表現している人で、そこがすごくいいんです。
それから、『ハンサムボーイ』の頃の陽水さんの作品では、「バナナさん」と呼ばれているキーボーディストの川島裕二さんが、アレンジの中心を担っていました。彼のプロダクションもすごくいい。サイケデリックな感覚をよくわかっているんですよ。
バナナさんは、EP-4という京都のポストパンク・バンドにもいた方で、DX7やProphetのようなシンセサイザーをものすごく変わった方法で使うんです。ノイズを出したり、独特の音を作ったり。以前、僕の作品でもProphetを弾いてもらったことがあります。しばらくお会いできていませんけど、バナナさんの仕事は素晴らしいですね。

──今作のデラックス・エディションには、一枚ずつ手作業でスプレーを施しています。なぜ、こうした仕様にしたのでしょうか。
今回はヴィジュアルも僕がAIで作っていて、そこに人間の手を加えるというハイブリッドな形にしたいと思いました。The Timesというイギリスのバンドのアルバムに、一枚ずつ異なるスプレーワークをジャケットに施した作品があって、それも少しイメージにありました。
今回は1,000枚くらいにスプレーしたんですけど、工場のような場所に全部並べて、一枚につき3、4色をひたすら吹いていきました。終わったあと、1週間くらいももの裏が痛くて(笑)。
こういう作業も、年齢を考えると、できるうちにやっておかないと。10年後に同じことをやれと言われても、たぶん無理ですから。
──近年、作品のリリース間隔が以前より短くなっていることにも、年齢や残された時間への意識が影響していますか?
そうですね。自分ももうアラ還なので、この年齢になると、残された時間は意外と少ない。あと十何年かもしれないと思うと、「だいぶ時間がないぞ」っていう感じになります。70歳くらいで亡くなる人も多いじゃないですか。坂本龍一さんや高橋幸宏さんも70代でしたし。
──その一方で、Mick JaggerやPaul McCartneyは80代でも活動している。
小山田:この間、長野に住んでいるTerry Rileyさんの90歳記念ライブを観たんですけど、素晴らしかったです。ジャズには90代の演奏家もいますけど、ロックではまだほとんどいないですよね。Terryさんはいまでも毎日練習して、曲を作っていると言っていました。ものすごい領域まで来ていますよね。
細野さんも、今年のWORLD HAPPINESSでライブを観ましたけど素晴らしかったし、去年、キネマ倶楽部で観たときもすごかった。今度はアメリカ・ツアーにも行くと言っていました。いつまでも元気でいてほしいと、切実に思うようになりましたね。
坂本さんや幸宏さんのことは、突然のことだったから。気づけば先輩たちも年を取っているし、自分も同じように年を重ねている。だから、いまやれることをやっておきたいと思っています。

──小山田さん自身は、何歳くらいまでいまのような形で音楽を続けるイメージがありますか?
60代くらいまではバンドでライブをやって、70歳くらいから徐々に活動の形が変わっていくのかな。もちろん人によるし、どうなるかはわからないですけど、いまのような大音量で激しく演奏するライブが、いつまでもできるわけではないと思います。
以前は、そういうことをあまり考えていませんでした。40代の頃はオリジナルアルバムもほとんど作っていなくて、どちらかというと老成した世界に憧れていた。そういうモードが続いていたんです。
でも、残された時間を意識するようになって、できるうちにこういう曲もやっておきたいという気持ちが出てきた。そこは、以前とかなり変わったところですね。
──どうか健康に気をつけて、これからも活動を続けてください。
お互いにね(笑)。
Interview&Text by 黒田隆憲
Photo by Kana Tarumi
Edit by Yu Oda
RELEASE INFORMATION
REFRACTIONS
アーティスト: Cornelius
| 日時 | 2026.08.19(水) |
|---|---|
| タイプ | 通常盤 CD |
| 品番 | WPCL-13774 |
| 価格 | ¥3,300(税別) |
2.まざらない/ Mazaranai
3.You Make me Cyborg - Cornelius,Bid
4.Aeons - Cornelius,Sean Ono Lennon
5.Mirrors
6.Bad Advice - Cornelius,Arto Lindsay
7.夢寝見 / Yumenemi
8.Mind Train
9.Twisting & Glistening
10.溶解線 / Dissolving Line
EVENT INFORMATION
イベント名
CORNELIUS REFRACTIONS TOUR 2026
9/12(土)広島・広島クラブクアトロ
9/13(日)福岡・Zepp Fukuoka
9/19(土)北海道・Zepp Sapporo
9/22(火・祝)愛知・Zepp Nagoya
9/23(水・祝)大阪・Zepp Namba(OSAKA)
9/26(土)宮城・仙台PIT
10/2(金)東京・Zepp Haneda(TOKYO)
10/3(土)東京・Zepp Haneda(TOKYO)
10/6(火)東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)