初監督として俺はこの作品<サウンド・シティ>を
スタジオの素晴らしい遺産を客観的に評価するものだけでなく、
音楽の人的要素を称賛し、向こう40年間活動していく
ミュージシャンたちの自分の中にその<魔法>を見つけてもらえるよう
着想を与える趣旨のものにしたかった。
-デイヴ・グロール

説的グランジ・バンド、ニルヴァーナのドラマーにして、グラミー賞を実に11度も獲得したアメリカを代表するロック・バンド、フー・ファイターズのフロント・マン、デイヴ・グロールが映画初監督を務めるドキュメンタリー『サウンド・シティ-リアル・トゥ・リール』が今年初頭に開催された<サンダンス映画祭>へ初出品されて以来話題を呼んでおり、ビルボード誌でも『ロックの伝道師』という見出しとともに表紙を飾るなど注目度が高まっている。

映画はアメリカ音楽業界でいまや伝説となっているレコーディング・コンソール<ニーヴ8028>とアメリカ随一のレコーディング・ルームを擁し、1969年のオープンよりフリートウッド・マック、ニール・ヤング、トム・ぺティ、メタリカ、ニルヴァーナ、レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンなど現代のロック史を築き上げてきた伝説的アーティストたちを虜にしてきた知られざるレコーディング・スタジオ<サウンド・シティ>の栄光とテクノロジー隆盛の時代における没落の歴史をたどり、音楽における人的要素の是非や失われつつあるアナログ・レコーディングの美学にスポット・ライトを当てたドキュメンタリー作品。

ブッチ・ウィグ、リック・ルービン、スティーヴィー・ニックス、リック・スプリングフィールド、ニール・ヤング、バリー・マニロウ、ラーズ・ウルリッヒ、トレント・レズナー、コーリー・テイラーなど<サウンド・シティ>とともに音楽キャリアを築き上げてきた数限りない著名アーティスト/プロデューサーたちのコメントがふんだんに使用されており音楽ファン垂涎の作品である。

映画の豪華さもさることながら、映画製作にあわせて制作したサウンド・トラックでは映画でコメントを寄せ、<サウンド・シティ>に関連のある超有名アーティストの数々とデイヴ・グロールが共演、制作したオリジナル楽曲が多数収録された夢のように豪華なコラボレーションが実現しているのだ。ポール・マッカートニー(ビートルズ)、スティーヴィー・ニックス(フリートウッド・マック)、リック・スプリングフィールド、コーリー・テイラー(スリップノット)、トレント・レズナー(ナイン・インチ・ネールズ)など新旧織り交ぜたロック史のレジェンドたちが勢ぞろいのライナップとなっている。

名実ともにロック界のアイコンであるデイヴ・グロールだからこそ作りえたこの映画とサウンド・トラックが共に手に入れる事ができるようになった今、ロックのカッコ良さ、奥深さを目撃してみてはいかがだろうか。

Sound City Official Trailer

Release Information

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