食とエンターテイメントを融合したカルチャー発信の複合施設「010 BUILDING」が2022年12月、福岡市博多区にオープンする。
福岡・博多に「010 BUILDING」誕生
地上3階建てのビルには、食事を楽しみながら日本初上陸のNYで最もクールなナイトスポットと言われるTHE BOXのショーの世界に浸るイマーシブシアターの他、有名シェフやバーテンダーが手掛けるレストランとバーがオープン。世界トップレベルのアート、エンターテイメント、フード、カクテルの融合を通じて、国内では未知の新しい体験を提供し、福岡の街に新たなカルチャーを創り出すことを志向している。
「010 BUILDING」は博多と天神、福岡都市圏の中心を構成する2つのエリアの中間に位置し、年間1,600万人を集客する大型商業施設に隣接している。2023年3月27日(月・予定)には、徒歩圏内に福岡市営地下鉄の櫛田神社前駅が開通予定だ。
日本初上陸のシアター体験を博多で|初演は『PHEROS(フェロス)』
2FのTHEATER 010は、従来の演劇鑑賞スタイルではない「イマーシブシアター(Immersive Theater)」と呼ばれる話題の体験型エンターテイメント。食事をしながらTHE BOXがディレクションする世界トップレベルのショーを観ることができる。
THE BOXとはNY/Londonでホットなクラブを手がけているOTBAのプロダクションチーム。彼らがプロデュースするショーは日本初上陸、かつアジアでも唯⼀の施設となる。新たなナイトスポットとエンターテイメントのスタイルを福岡から発信していく。
開業時の演目は『PHEROS(フェロス)』。福岡が国際的な都市であることにインスパイアされたもので、PHEROS(フェロス)とは古代エジプト時代に存在したアレクサンドリア大灯台/エロス/フェロモンを合わせた造語。福岡に光をもたらす神秘的でかつ情緒的、刺激的な施設になってほしいという願いが込められている。
なお、「THEATER 010」は、NYの「THE BOX」と同様にシアター内はSNS禁止(入店時にスマホ等のカメラにテープが貼られる予定)。実際に訪れないと分からない体験の詳細は公式サイトでも非公開なことが多い。すべてを知るには現地で、その目で、確認するしかない。
建築ユニット・CLOUDS AOがデザインアーキテクトを担当
本ビルはNASA火星住居プロジェクトやNY市9.11メモリアルなど、数々のコンペティションで入賞し、世界で活躍する建築ユニット・CLOUDS AOがデザインアーキテクトを担当した。福岡に突如発生した螺旋のエネルギー体をイメージした印象的な外観に加え、エントランスのスカーレットレッドが大人の夜を演出する。建物内は外観とのギャップに魅了され、先進的なデザインとオーセンティックなデザインの融合を体感できる。
また、設計監理と2F・3Fイマーシブシアター(THEATER 010)の内装は福岡のチームが担当。銘建工業本社事務所で日本建築学会作品選奨を受賞し、その他九州でさまざまな建築に携わるNKS2 、隈研吾のもとでエースホテル京都や御園座など最先端の商業・文化施設を手がけた中原拓海がタッグを組んだ。博多でカルチャーの波動を存分に感じていただきたい。