京の島々を舞台に、現代アートを通して島の歴史や文化を見つめ直したいと始まった<アートアイランズTOKYO国際現代美術展>が、9月14日(日)まで開催中。

<アートアイランズTOKYO国際現代美術展>は、東京の島々を舞台に今年で4年目を迎える国際現代美術展。メイン会場となる伊豆大島や新島は、東京都に属しながらも美しく豊かな自然を持ち、独自の風習・文化を育んできた島である。かつては文化人も多く集い、今も繁栄の名残ある歴史的建造物が多く存在する。しかし時代の流れと共にその独自性や建造物は失われつつあり、その「島国の中の島」としての特異性を、現代美術を通して見つめ直したいと4年前にスタートしたのが始まりだ。

今年度も国内外から多くの作家が、何も知らない「異邦人」として数週間島に滞在し、地域の文化や歴史、そして地元の人々とのふれあいを通して、それぞれの想いや視点を作品として表象化をする。

アートに関する施設が全くない島で制作された「現代アート」を、各島の特徴ある街並みや文化的な建造物にて展示・発表すること。それは地域性とその魅力を再発見し、新たな価値を創造する企み。そして訪れる人とそこに住む人々とを結びつけ、島外との繋がりを再構築する試みでもある。豊かな自然と緩やかな時間の中で、現代美術の多様な魅力を感じるのと同時に、島に内在する人間の文化や意思の流れを再確認してみよう。

Event Information

第4回アートアイランズTOKYO2014 国際現代美術展 -大島&新島そして-
2014.08.30(土)〜2014.09.14(日)@伊豆大島各エリア、新島本村
OPEN 09:00/CLOSE 17:00
入場無料