新型コロナウイルスの状況下で店の存続に影響が出ている渋谷のビートカフェ(Beatcafe)が、5月18日(月)よりキックスターターを通じて、緊急支援を募るクラウドファンディングプロジェクトをスタートした。また、プロジェクト公開と同時に、支援者へのリワードも順次公開されることに。
Beatcafe店舗存続のクラウドファンディングが始動|様々な企画やリワードも随時公開
ビートカフェは、海外のアーティストが来日時に立ち寄る場所として知られており、過去にはキャット・パワー(Cat Power)やバトルス(Battles)といった名だたるミュージシャンが来店している。
キックスターターでのプロジェクト開始を受けて、現在海外でもビートカフェに所縁のある人たちがサポート企画を立ち上げている。5月21日(木)には、LAのVirgil Normalのショップにて、ビートカフェ支援のオンラインDJパーティが開催されることが決まっており、また、LAベースのブランドPleasuresによるビートカフェとの限定コラボアイテムの販売も行われる。
さらに、アーティストのEric Elmsが約10年前の2009年に制作した、来日時のビートカフェでの出来事をまとめたZINE『FEEL THE BEAT』のデジタル版と、国内からはイラストレーター俵谷哲典によるアートZINEがリリースされる予定だ。
そのほかにも、Atiba Jeffersonの『FEEL THE BEAT 10 years later』や、Mars Voltaのジャケットのアートワークを担当しているSonny Kay、The Locustなどのジャケットのデザインを手掛けるNeil BurkeのアートZINEなど、様々な企画が進行中だ。
これらの企画は、プロジェクト期間中に随時プロジェクトページで公開されるので、追ってチェックしてみて欲しい。また、クラウドファンディングプロジェクト公開に際して、Katomanのコメントも到着している。みんなでBeatcafeを支援しよう!
政府による新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛要請、バーなどへの営業自粛要請により、ビートカフェは通常営業が出来なくなり店の存続の有無を考えなくてはいけない状況になっています。
このような状況下で誠に恐縮ですが、店の存続のためにキックスターターを通じて緊急支援をお願いすることにしました。2006年オープン以来、14年間、私達は日本中、世界中から訪れてくれた多くのお客様達や友達との楽しい時間を積み上げてきました。本当にいろいろな思い出があります。
ビートカフェに来てくださった皆様がビートカフェで経験した楽しさや喜びを身近な友達や様々な人達へいろいろな手段で共有してくれた事は、今のビートカフェを形成してきたもっとも重要な事です。皆様のサポートには、感謝しても感謝しきれません。ビートカフェを継続して皆様と会える場所を残していきたい。そして新しいビートを刻んでいきたいと思いました。
そこでこの時期を乗り切る手段としてキックスターターのクラウドファンディングを利用する事にしました。キックスターターは目標達成しないとお金はもらえない”ALL or NOTHING” スタイルのクラウドファンディング・システムです。
魅力ある物事に様々な人達が支援して資金目標を達成させるシステムです。自分はビートカフェを続けたいって強く思ってますが、お店に来てくれる人達がいなかったら店は成り立たない。
今までこの店を知ってる人達はもちろん、新しくこの店を知る人達のためにこの店を継続していきたいです。
この機会にここビートカフェ・キックスターター支店で一緒に盛りがって目標以上を成立させたいと強く思っています。
自分にとってこの決定はかなり重いです。多くの皆さんがこのクレイジーで困難な状況の中にいることを理解していますが、私たちの新しい未来のためのご支援を何卒よろしくお願いします。
Katoman(Beatcafe/Dotlinecircle)