国内外の現代美術の最前線を紹介し続け、アーティスト、評論家、キュレーター、美術ファンから幅広い支持を得る『美術手帖』の12月号が、11月6日に発売された。
『美術手帖』の12月号が発売中!
今回発売された『美術手帖』は、デジタルデータの唯一性を担保し、 半永久的に遺り続けるデジタル資産「NFT(非代替性トークン)」を活用した「NFTアート」とそれを支えるコミュニティの実態を取り上げている。
イントロダクションでは、 NFTアートの基礎知識、その始まりと歴史、そして2021年3月から9月までの間に起きたNFT×アートの事件簿を紹介。またNFTアートの歴史を、NFTアートのご意見番・コレクターでもあるジェイソン・ベイリーのインタビューも掲載されている。
さらに、Part1は、「NFTがつくる新たなアートの生態系」と題し、2時間で1万点を完売し話題を読んだ『Generativemasks』について、制作者である高尾俊介のインタビューをはじめ、国内外のNFTアーティスト、コレクターへのインタビューも収録されている。
加えてPart2では「アート×NFTのルール設計とその未来」と題し、NFTに積極的に取り組むメディアアートの先駆者たち、現代美術作家によるNFTを利用した作品、メガギャラリーのNFTアートを使ったコレクター開拓の戦略などが紹介される。
また最後には、 1990年代のネットアートの黎明期から活動を続ける、アーティスト・エキソニモと真鍋大度と高尾俊介による座談会を掲載。デジタルアート販売における新たな技術基盤は、既存のアート界をどのように変革するのか。「NFT×アート」でいま起きていることを分析し、これからの展開を予想した、盛りだくさんの内容になっているのでぜひ手に取ってほしい。
INFORMATION
美術手帖2021年12月号
2021年11月6日(土)発売
¥1,600(+tax)
発行:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
発売:美術出版社