ELEVENPLAY、MIKIKO、ライゾマティクスによるダンスパフォーマンス＜border＞の最新版が公演決定！evala、真鍋大度らが参加

ダンスカンパニー・ELEVENPLAYと演出振付家・MIKIKO、そして真鍋大度と石橋素率いるライゾマティクスが、2015年に発表したダンスパフォーマンス作品＜border＞の最新版＜border 2021＞を2月13日（土）・14日（日）に公演することに。

ELEVENPLAY、MIKIKO、ライゾマティクスによるダンス作品＜border＞の最新版が完成！

2015年に東京「スパイラルホール」で初演され、山口情報芸術センター「YCAM」でアップデート版が発表された＜border＞。観客はパーソナモビリティ「WHILL」に座り、ヘッドセット型のディスプレイを装着することで、VR／ARの虚構と現実を行き来する独特の世界観を楽しめる。

その最新版となる＜border 2021＞では、COVID-19以降の鑑賞環境として、オフラインでの体験に加えてオンライン鑑賞も可能に。オンラインでは、会場内の様子が複数の視点で配信され、自由に視点を選択しながら視聴できる。高い位置から全体を俯瞰したアングルや、実際にオペレーションをおこなう制御画面など、会場での体験では見ることのできないスペシャルコンテンツが展開される。

なお本作品には、ライゾマティクス、ELEVENPLAY、MIKIKOのほか、真鍋大度、石橋素、evala、藤本隆行らが参加している。コメントも一部到着しているので、合わせてチェックしてみてほしい。

2015年、＜border＞初演時には適当なMRデバイスやシステムがなく全てライゾマティクスで自作していました。今では必要なツールは出揃い、デジタルツイン・ミラーワールドなどのコンセプトは産業界のテーブル上でも議論される様になり、新しい概念が現実社会へと実装されています。2021年現時点の最高峰の技術を用いて2015年に発表した作品を進化させることで、さらに先の未来を提示します。

真鍋大度

カメラ解像度、CPU動作周波数、メモリ容量、GPUコア数、モビリティ最大移動スピード、プロジェクタルーメン数など、「WHILL」で使うハードウェアの性能は、5年の歳月で確実に「変化」しました。体験と表現は「進化」できるのか。それを確かめるため、オンライン、オフライン、どちらも是非体験してください。

石橋素

＜border 2021＞未知なる未来を手探りで探す日々。この時代だからこそ生まれる表現をしっかり見つめ、ゆっくりでも良いから諦めずに動き続ける。5年前に生み出した作品が、私たちの背中を押してくれました。時空を超えて体験者お一人お一人と今を確かめ合う時間を共有したいです。

MIKIKO

初演から5年、公演ができないわ、友人とも会えないわ、世界はこんなことに。身体のありかたをテクノロジーで探り直す＜border＞。今アップデートすると、新しい感情や知覚が見つかるような気がする。

evala

体験とは？　車椅子に乗り、VRゴーグルとヘッドフォンを付けて。視覚と聴覚は転送できる。自室でもたぶんリアルの鑑賞者に憑依できる。それでも現場に来ることの意味。オンとオフどちらの鑑賞でもそれを感じて欲しい。

藤本隆行／Kinsei R＆D