大阪の新スポット「芦原高架下」にてKOSUKE KAWAMURA、YOSHIROTTEN、GUCCIMAZEの3名による展示<CHAOS LAYER>が12月10日(金)〜26日(日)に開催されることに。
「芦原高架下」でKOSUKE KAWAMURA、YOSHIROTTEN、GUCCIMAZEが展示!
芦原高架下のこけら落としとなる本展示では、コロナ禍の2021年7月に東京のギャラリー月極で開催された<CHAOS LAYER>を招聘し、KOSUKE KAWAMURA・GUCCIMAZE・YOSHIROTTENによる、新たな制作手法で制作された平面作品が展示される。さらに、展示期間中には、変異的に立体コラージュされていくインスタレーションの「CHAOS DESK」も登場する。
本企画は、それぞれグラフィックデザイン/デジタルアートを活動のバックボーンにもつ3人で、グループ展ではなく3人で1つのものを作り上げたい、というYOSHIROTTENの提案のもと実現。KAWAMURAは、「ある作品の制作では2万というレイヤーを重ねた」という。グラフィックアーティストの製作にとって必要不可欠なレイヤーデータを、3人でDropboxを介して共有するという発想のもと、本コラボレーションは進行した。
作品の制作は、1人目が制作した元データを2人目が編集・加工し、3人目へ送り編集・加工を重ね完成させていくという手法で行われた。作家が制作途中のレイヤーデータを他人に渡したり、触れさせるという、通常では起きえないプロセスが実現されていることも本展示の特長だ。
完成後のコメントでGUCCIMAZEは、「どこまでデータを触って良いのかも分からない中で自分なりに試行錯誤し編集をしていくのはある種の背徳感も感じた」とも語り、KAWAMURAは「いい意味で誰の作品でもない感じ」とコメントしている。
コロナ禍、人々が直接顔を合わせることに規制がかかったこの時代にデジタルとフィジカルの両面に精通する3名が生み出した本作品は、この先も活動を続けていくそれぞれのエポックメイキング的な作品となっている。ぜひこの機会をお見逃しなく。