チェルフィッチュと美術家・金氏徹平による<消しゴム>シリーズの最新公演として、<消ゴム山>東京公演が2021年2月11日(木)〜2月14日(日)に開催されることに。
チェルフィッチュと金氏徹平による<消しゴム山>東京公演が開催決定!
異なる形式の中で、人とモノと空間と時間の新しい関係性を提示することを試みてきた<消しゴム>シリーズ。2019年10月に京都で初演された劇場版<消しゴム山>からスタートし、金沢21世紀美術館では<消しゴム森>、ロームシアター京都/YouTubeでは<消しゴム畑>が開催されるなど、これまで様々な空間へと展開されてきた。
そんな同シリーズの最新公演は、池袋あうるすぽっとにて実施される。会場では、エクストラ音声ガイドの貸出や、子供や障害のある方のための“鑑賞マナーハードルの低めの回”も展開。再び劇場へと回帰した<消しゴム山>ではどのような風景が描かれるのか、実験と試行錯誤を重ねて進化を遂げた最新作に期待が高まる。
なお本公演は、バリアフリー型のオンライン劇場「THEATRE for ALL」と連携したライブ配信も実施される。配信の詳細は1月上旬に発表予定だ。チェルフィッチュ主宰・岡田利規と美術家・金氏徹平のコメントも到着しているので、合わせてチェックしてみて欲しい。
<消しゴム山>、というのは根本的に新しい演劇をつくるということに着手したいと考えたわれわれがつくってみた山ですが、「根本的に新しい」ということについてもう少し具体的に、どこを新しくしたいと思っているかというのを補足するならば、人間を中心にすえたナラティヴの中で生きる人間のための・そんな人間にとっての問題とされていることを扱うための、容器としての演劇を、なにかそうではないものへとずらしていくというか拡張していくというか、そういうことがしたいと思ったのです。それは人間にとって、演劇の観客であることのできるフツーに考えたら唯一の存在であるはずの人間にとって、この先必要となってくることだろうとも思ったのです。
岡田利規
何処でも無い場所、何時でも無い時間、誰でも無い人、何でも無いモノ、これらを作り出すことは僕にとっても永遠のテーマですが、演劇という場にその可能性を感じています。それらを立ち上げよう、積み上げようとすることそのものが<消しゴム>シリーズであると言えるかもしれません。その最初の作品である<消しゴム山>は「森」を巡り、「石」を手に取り、「畑」を耕したことによって、変形して見えるかもしれません。同じ山でも見る場所や季節や天候によって、その存在感、距離感、スケール感が全く違って見えるように。
金氏徹平
INFORMATION
チェルフィッチュ×金氏徹平<消しゴム山>東京公演
(2020/2021 あうるすぽっとタイアップ公演シリーズ)
会期
2021年2月11日(木)〜14日(日)
2月11日(木)19:00
2月12日(金)14:00/19:00
2月13日(土)14:00 *鑑賞マナーハードル低めの回
2月14日(日)13:00/18:00
会場
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
〒170-0013 東京都豊島区東池袋 4-5-2 ライズアリーナビル 2F
TEL 03-5391-0751
料金
【チケット】2021年1月9日(土)発売開始
一般:ADV ¥4,500/DOOR ¥4,800
29歳以下:ADV ¥3,500/DOOR ¥3,800
障害者割引:¥3,000(前売・当日同額、介助者1名まで無料)
豊島区民割引:¥4,000(前売のみ、豊島区在住・在勤・在学/要証明書提示)
消しゴム石セット券:[「消しゴム石」¥2,000(+tax)+各チケット料金]より500円引き(前売のみ)
*「消しゴム山」の戯曲や「消しゴム森」の上演記録、インタビューやコラムなど「消しゴム」が凝縮された書籍「消しゴム石」¥2,000(+tax)と「消しゴム山」鑑賞チケットがセットになった「消しゴム」を深く味わえるお得なチケットです。
取扱い
Peatix(Pコード:504665)
ローチケ(Lコード:L35739)
としまチケットセンター
電話:0570-056-777(10:00-17:00)
窓口:としま区民センター1階(10:00-19:00/臨時休業あり)
*Peatixのみ:障害者割引、消しゴム石セット券、日英バイリンガル予約可
*としまチケットセンターのみ:豊島区民割引、車椅子席
クレジット
作・演出:岡田利規 セノグラフィー:金氏徹平
出演:青柳いづみ、 安藤真理、板橋優里、 原田拓哉、 矢澤誠、米川幸リオン
衣裳:藤谷香子(FAIFAI) 照明:髙田政義(RYU) 音響:中原楽(ルフトツーク) 映像:山田晋平 技術監督:鈴木康郎 舞台監督:湯山千景 演出助手:和田ながら 英語翻訳:アヤ・オガワ プロデューサー:黄木多美子 アソシエイト・プロデューサー:田中みゆき
(東京公演) エクストラ音声ガイド貸出 声:太田信吾 舞台監督:川上大二郎 プロダクションマネージャー:水野恵美 制作・広報デスク:遠藤七海、佐藤瞳
・アクセシビリティ制作 プロデューサー:兵藤茉衣 プロダクションマネージャー:和田ながら
・コネリング・スタディ ディレクター:臼井隆志、中村茜 プロダクションマネージャー:栗田結夏
・ライブ配信 ライブ配信ディレクション:DrillBros(ホンゴウタカシ+イトウユウヤ)
ライブ配信テクニカルサポート:岡本彰生(ネーアントン合同会社) 機材協力:株式会社ハーツ プロダクションマネージャー:土屋光(SCOOL)
広報:村上晴香 広報ライティング:山﨑健太 票券:谷津有佳
グラフィック:金氏徹平
宣伝美術:Werkbund
ウェブサイト制作:林洋介(HAUS)
企画制作:株式会社precog
製作:一般社団法人チェルフィッチュ
共同製作:
<消しゴム山>KYOTO EXPERIMENT、Wiener Festwochen、Festival d’Automne à Paris、Künstlerhaus Mousonturm Frankfurt
<消しゴム森>金沢21世紀美術館 協力:コネリングスタディ/山吹ファクトリー、急な坂スタジオ、京都市立芸術大学、京都芸術センター制作支援事業
本プロジェクトは、<消しゴム山>(初演:2019年10月KYOTO EXPERIMENT)、<消しゴム森>(初演:2020年2月金沢21世紀美術館)の両バージョンからなる。