若くして脳梗塞と糖尿病、腎不全を発症。片目の視力も失い、医師から余命5年の宣告を受けたラッパー・ダースレイダーが新刊『イル・コミュニケーション―余命5年のラッパーが病気を哲学する―』を11月30日に発売。

ダースレイダーの新刊が発売中

本書は「語りを通して病いの意味と健康の多様性をとらえ直す」をテーマに創刊する書籍シリーズ「叢書クロニック」の第1弾として刊行。著者がその激動の半生を語るとともに、自身の生きる原動力となったHIPHOPと古今東西の思想を紹介する。

さらに、「自分自身について、人生について、社会について、世界について、僕は病気をしていなかったらこんなに考えることはなかっただろう」と語る著者が、独自の病気との付き合い方(イルコミュニケーション)やいつ起こるとも限らない病気や事故に遭遇した際のヒントになる生き抜き方を読者に提示する。

ダースレイダーの新刊発売|生きる原動力となったHIPHOPと古今東西の思想を紹介&独自の病気との付き合い方(イルコミュニケーション)も語る culture231213-darthreider-01-1
ダースレイダー
1977年、フランス・パリ生まれ。ロンドン育ち、東京大学中退。ミュージシャン、ラッパー。吉田正樹事務所所属。2010年に脳梗塞で倒れ、合併症で左目を失明。以後は眼帯がトレードマークに。バンド、ベーソンズのボーカル。オリジナル眼帯ブランドO.G.Kを手がけ、自身のYouTubeチャンネルから宮台真司、神保哲生、プチ鹿島、町山智浩らを迎えたトーク番組を配信している。著書「武器としてのヒップホップ」(幻冬舎)「MCバトル史から読み解く日本語ラップ入門」(KADOKAWA)など。2023年、映画「劇場版センキョナンデス」「シン・ちむどんどん」(プチ鹿島と共同監督)公開。

INFORMATION

イル・コミュニケーション
―余命5年のラッパーが病気を哲学する―

ダースレイダーの新刊発売|生きる原動力となったHIPHOPと古今東西の思想を紹介&独自の病気との付き合い方(イルコミュニケーション)も語る culture231213-darthreider-02

2023年11月30日

著者名:ダースレイダー

判型:四六判並製

ページ数:256頁

¥2,200

 

<目次>

Intro はじめに

第1章 ごまかすな!

第2章 病院への不信感

第3章 躍進と急停止

第4章 脳梗塞

第5章 片目のダースの叔父貴

第6章 病院という人間交差点

第7章 ド派手な病人

第8章 5years―死神は人生の友達―

第9章 HIPHOPの逆転の哲学―すべては流れ、言葉は箱―

第10章 ビートたけしの挑戦状

第11章 ラッパーの葬式

第12章 集中治療室

第13章 満期5年―5年後の自分に会いにいく―

第14章 イル・コミュニケーション―病気を哲学する―

Outro おわりに

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