去る1月10日、69歳で永眠したロック界のスーパー・スター、デヴィッド・ボウイを偲んで、その偉大な足跡をたどる特別番組『TOKYO FMサンデースペシャル David Bowie~宇宙(そら)に還ったロックスター』が、1月24日(日)19時からTOKYO FMにてオンエア。番組では、40年以上、デヴィッド・ボウイと公私にわたって親交のある写真家・鋤田正義のインタビューを軸に、稀代のロックスターの知られざる素顔に迫る内容となっている。

デビッド・ボウイを撮り続けた鋤田正義が明かす、ロックスターの素顔


2016年1月10日、ロック界のスーパースター、デヴィッド・ボウイの訃報が世界中を駆け抜けた。
ロックをアートに昇華させたオリジネーターとして、音楽にとどまらず、ファッションやアートのクリエイターたちに多大な影響を与えたデヴィッド・ボウイ。この番組は、そんな稀代のロックスターを撮り続けた写真家・鋤田正義の貴重なインタビューを軸に、ボウイの素晴らしい音楽と、知られざるエピソードをお届けするプログラムとなっている。
番組ナビケータ―は、1990年の東京ドーム公演時に、通訳として同行したRomyがつとめる。

写真家・鋤田正義が明かすデヴィッド・ボウイの素顔とは art160124_davidbowie_5

Romy/鋤田正義


ボウイを見た第一印象……「いい瞬間が撮れる!」


鋤田正義がボウイを知ったのは1972年、T.REXの撮影のために訪れたロンドン。街角に貼られたポスターでボウイの存在を知り、ライブを見て強烈な印象を受けたという。「クールでカッコイイ。リンゼイ・ケンプにパントマイムを学んでいたから動きがすごかった。いい瞬間が撮れると思った」。すぐにマネージャーの連絡先を調べて会いに行き、写真を撮らせて欲しいと交渉したという。

ボールを蹴るように、感じたらすぐシャッターを押す

写真家・鋤田正義が明かすデヴィッド・ボウイの素顔とは art160124_davidbowie_11

アルバム『ヒーローズ』に使われた写真/撮影:鋤田正義

鋤田正義の代表的な1枚となるのが、アルバム『ヒーローズ』のジャケットに使われた写真。この写真は、2013年、ボウイが長い沈黙を破ってリリースしたアルバム『ザ・ネクスト・デイ』にも使われている。このあまりにも有名なポートレートはどのように撮影されたのか。


「ボウイは、最初はヘアメイクもしっかり決まっているのに、そのうち髪はくしゃくしゃ、うつむいたり、そっぽ向いたり、見ざる・言わざる・聞かざるみたいなポーズをしたり、“こうしてくれ”という暇もなかった。」と鋤田正義は語る。刻々と表情を変えるボウイを前にして「ゴールを狙ってボールを蹴るように、感じたらすぐシャッターを押す。僕には瞬間、瞬間を捉えるアスリートのような感覚がある。だからインベーダーゲームもすごく上手かった(笑)。」とユーモアたっぷりに振り返る。


この他、京都でのプライベート・フォトセッションなど、鋤田正義だからこそ知るデヴィッド・ボウイの素顔が明かされていく。

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