車椅子が立ち上がる、巨大スケールのオブジェ『hiwadrome』シリーズや、パブリックへの介入を試み、様々な境界や関係性を問い直す運動/映像作品『play』で注目を浴びる現代美術作家、檜皮一彦の個展<Drawing Experiment 01>が開催中だ。さらに同時開催となる<水の波紋展2021>にも参加している。
檜皮一彦の個展<Drawing Experiment 01>が開催中!
<Drawing Experiment 01>では、同時開催となる<水の波紋展2021>で発表された 『HIWADROME: RE:・in・carnation』から派生した、自身初となる絵画・ドローイングなどの平面作品を中心に、最新の立体、映像作品までを展示。檜皮の作品が励起する、概念が固定化され閉じられた系への介入は、見る・見られるという関係性から鑑賞者を追放/解放し、極めてアクチュアルな芸術/体験へと導いてくれる。
また、同時開催の<水の波紋展2021>は、東京・青山周辺の27箇所にアート作品が点在。普段は歩かない都市の裏側の魅力が感じられる展示となっている。参加アーティストには檜皮一彦をはじめ坂本龍一、名もなき実昌、バリー・マッギー、UGOといった注目のアーティストたちが参加しているので、本展もあわせてぜひチェックしてほしい。
EVENT INFORMATION
Drawing Experiment 01
2021年8月7日(土)〜9月9日(木)
会場:ライトシード・ギャラリー ワタリウム美術館 B1
水の波紋展2021
2021年8月2日(月)〜9月5(日)
OPEN11:00〜CLOSE19:00(岡本太郎記念館は10:00〜18:00、山陽堂書店は平日11:00〜18:00・土11:00〜17:00)
東京・青山周辺 27箇所(岡本太郎記念館、山陽堂書店、渋谷区役所 第二美竹分庁舎、テマエ、ののあおやまとその周辺、梅窓院、ワタリウム美術館とその周辺)
料金:無料(ただし、ワタリウム美術館と岡本太郎記念館は入場料が必要です) JRの「インサイドアウトプロジェクト(フォトブース)」、Yotta(ヨタ)の「青空カラオケ」ご利用には事前予約が必要です。
⟨アーティスト⟩
クリスチャン・ボルタンスキー/デイヴィッド・ハモンズ/檜皮一彦/ホアン・ヨンピン/ファブリス・イベール/JR(ジェイ・アール)/柿本ケンサク/川俣正/フランツ・ウエスト/バリー・マッギー/フィリップ・ラメット/名もなき実昌/坂本龍一/アピチャッポン・ウィーラセタクン/笹岡由梨子/SIDE CORE/竹川宣彰/トモトシ/UGO/梅沢和木/山内祥太/Yotta/弓指寛治/渡辺志桜里/ビル・ウッドロウ