フォトグラファー・鳥居洋介の展示＜gaze＞がTHE PLUGで開催中

フォトグラファー・鳥居洋介の展示が、7月29日から8月7日（日）の期間、THE PLUGで開催中だ。

鳥居洋介の展示＜gaze＞が開催決定

今回の作品は、前回の展覧会＜scéne＞の後継に位置付けられる。前回の＜scéne＞を撮ったきっかけは、コロナ禍で写真家の鳥居がコンタクトレンズを外し、裸眼で東京の街を見たことだった。裸眼で見える不鮮明な東京のランドスケープを写真として作品化させるために、カメラを撮る瞬間にわざとブレさせるというアナログな手法が採用されていた。そうして生まれたのが＜scéne＞の作品たち。今回は同じ道を辿りつつも、作品としてさらにもう一歩奥へと踏み込む。

手ブレさせる撮り方は同様に、ただし、撮った写真はあくまで素材として、ソフトを使って切ったり貼ったりを繰り返して、今回のアーバンランドスケープ作品を作り上げた。その素材を選定するために、“gaze”（≒ 凝視）を重ねたと鳥居は語る。ぜひ本展示での鳥居の試みをその眼で体感してほしい。