NANZUKAと『KALEIDOSCOPE』編集長アレッシオ・アスカーリが共同でキュレーションする、空山基とH.R.ギーガーのコラボ展が渋谷PARCOと心斎橋PARCOにて開催されることに。
空山基とH.R.ギーガーのコラボ展が渋谷&心斎橋PARCOにて開催決定!
本展覧会では、「Sexy Robot」と題された作品シリーズの発表でコレクターの間でカルト的な存在となった空山基とアカデミー賞において視覚効果賞を受賞した映画『エイリアン』(1979年)のコンセプトデザインを担当し、その名を知らしめたH.R.ギーガーの両者の作品が展示される。主に60年代後半から近年までに手がけられた作品を広範囲に含んだ内容となる模様だ。
また、イタリアのアートマガジン『KALEIDOSCOPE』による本展のカタログの出版も予定されている。本書には、アレッシオ・アスカーリによる序文テキストに加え、「K11 Foundation」チーフキュレーター、ヴィーナス・ラウによる解説文、空山基へのインタビュー、そしてハンス・ウルリッヒ・オブリストとパトリック・フレイによるH.R.ギーガーへのインタビューが収録される。
なお本展は、2020年12月26日(土)〜2021年1月11日(月)に渋谷PARCOの「PARCO MUSEUM TOKYO」、1月23日(土)〜2月7日(日)に心斎橋PARCOの「PARCO EVENT HALL」を巡回し、大阪における展覧会の空間デザインはYARが担当する。
空山基は、人体と機械の美しさを追求し続け、国内外で伝説的なアーティストとしての地位を確立。そしてH.R.ギーガーは、スイスのシュールレアリスムの画家、彫刻家、舞台美術のデザイナーであり、生体機械的な生物や地球外的風景、不穏で性的な装置を描くことで知られている。
両者はともに1970年代から1980年代にかけて、エアブラシペインティングのマスターとして世に現れ、伝統的なアートの世界の境界を越えた影響力を持つクリエーターとなり、商業美術と個人表現の関係を曖昧にしてきた。そして2人の芸術性の中心には、AI、永遠の命、そして有機と装置の融合についての執拗な探究という、同様のテーマが存在する。地球の反対側で生まれ、それぞれのキャリアを築いていった2人の貴重なコラボ展を是非お見逃しなく。
INFORMATION
H.R.GIGER × SORAYAMA
2020年12月26日(土)〜2021年1月11日(月)
PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
2021年1月23日(土)〜2021年2月7日(日)
PARCO EVENT HALL(心斎橋PARCO 14F)
出展作家:H.R.GIGER、空山基