Jessica(from Ngatari)がScott Herren(a.k.a. Prefuse73)と共に作り上げたクラシックの新たな再生プロジェクト『RE-CLASSIC STUDIES』が始動。

第一弾では、19世紀フランスのロマン派の作曲家、ガブリエル・フォーレの歌曲が現代の音楽として翻訳されました。日本人として初めてGeorge Crumbの音源をリリースした中川瑞葉をピアニストとして迎え、スコット・ヘレンの参加により実現された『RE-FAURE』。美しい和声と、流麗な旋律を持つフォーレの「歌」は、歌手・Jessicaによって丁寧に磨かれ、「現代のクラシック音楽」が誕生しました。

RE-CLASSIC STUDIES』シリーズは、クラシックの歌曲が現代風にカヴァーされただけの作品ではありません。アルバム毎に一人の現代作家と、異なるフィールドで活躍する一人のリミキサーが迎えられ、単純なクラシックの焼き直しではない、ボーダレスな作品として制作される予定です。

今回「RE-FAURÉ」では、米国のエレクトロ・ヒップホップアーティストの巨匠、 「Prefuse73」が、“InterludeⅠ~Ⅶ”の制作と、“Au bord de l’eau”のリミックスを手がけました。ボーカル音源の破壊と再構築の先駆者であるスコットヘレンが、アルバムに特異なストーリー性を植え付け、今までにない現代の「クラシック音楽作品」に仕上げられています。

RE-FAURÉ – feat. Prefuse73

Jessica

クラシックシーンに風穴を開けるプロジェクト『RE-CLASSIC STUDIES』が始動。Prefuse73がリミックス 171012_reckassucstudies_01-700x693

Jessicaはメジャーレーベルよりキャリアをスタートさせ、三枚のアルバムと四枚のシングルを発表。その後、Ngatariのボーカリストとして、〈PROGRESSIVE FOrM〉よりアルバムをリリース。様々なコンピレーションアルバムの参加や、テレビ・ラジオの出演、番組のエンディング曲を担当するなど活動は多岐に渡る。『坂本龍一トリビュートアルバム』に楽曲を提供した際には、坂本氏本人より賛辞を贈られた。今回は十年振りのJessicaソロ名義の作品となる。

RELEASE INFORMATION

RE-FAURÉ

2017.11.20(月)
Jessica / Mizuha Nakagawa / Prefuse73
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edit by 右近美紗紀