光に関するメモリアルイヤーに際して、10月28日(火)から2月22日(日)までの100日間にわたり、<ヒカリ展 光のふしぎ、未知の輝きに迫る!>が国立科学博物館で開催される。
<ヒカリ展>は、「宇宙と光」「地球と光」「人と光」をキーワードに、光の魅力や不思議に迫る展覧会で、目に見える光(可視光)だけでなく、電波や赤外線、紫外線、X線なども含めた広い意味での光が扱われる。太陽や星、オーロラ、光る鉱物や生物など自然界に存在するものや、あかりなど人がつくりだすさまざまな「ヒカリ」の世界を楽しむことができる。
展覧会のみどころ
●「光る花」「光る繭」で未来のイルミネーション?!
海洋プランクトンの蛍光タンパク質を導入した「光る花」トレニアの生花が世界初公開! またサンゴ類やオワンクラゲの蛍光タンパク質を組み込んだカイコの「光る繭」で装飾したコクーンツリーや、その繭から紡いだ「光るシルク」で作った十二単風舞台衣装も展示。さらに発光生物の生体展示も行われ、これらを4Kカメラで捉えた映像も楽しむことが出来る。
光る花(展示協力:農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所)
蔟(まぶし=カイコが繭を作るときの足場となる道具)に作られた光る繭(展示協力:農業生物資源研究所)

●日本最大級! 蛍光する鉱石標本60点が大集合!
国立科学博物館と糸魚川フォッサマグナミュージアムが所蔵する貴重な蛍光鉱物60点が一堂に集められ、国内では最大級の規模で展示される。世界一の蛍光鉱物の産地として知られる米国ニュージャージー州フランクリン鉱山産の珪亜鉛鉱のほか、方解石、蛍石、灰重石、美しい宝石ルビーやオパールなどの蛍光鉱物が織りなす、「妖しい光」の空間があらわれる。
方解石(糸魚川フォッサマグナミュージアム所蔵)
●光の正体を探った科学者たちの貴重な初版本25点が一堂に!
ガリレオ、ニュートン、レントゲン、アインシュタインなど、光の正体を探った偉大な科学者たちの著書の初版本を集めた「光の貴重書コレクション」が光の科学史とともに展示される。17世紀の科学者たちが描いた観察スケッチの迫力を楽しむことができる。
Event Information
ヒカリ展 光のふしぎ、未知の輝きに迫る!
2014.10.28(火) – 2015.02.22(日)@国立科学博物館
OPEN 09:00/CLOSE 17:00(金曜 20:00)
※11.01(土)、11.02(日)は20:00、01.02(金)は17:00まで。
※入館は各閉館時刻の30分前まで。
休館日:毎週月曜日(祝休日の場合は開館、翌火曜日休館)、12.28(日) – 01.01(木・祝)
※12.22(月)、01.05(月)は開館。
[一般・大学生]当日 ¥1,600 (団体 ¥1,400)[小・中・高校生]当日 ¥600( 団体 ¥500)[金曜限定ペア得ナイト券]¥2,000
TICKET:国立科学博物館、チケットぴあ(Pコード:989-040)、ローチケ(Lコード:38652)、イープラス、セブン-イレブン(セブンコード:032-618)