写真を通して人間、命、愛といった壮大なテーマについて日々探求を続けている平澤賢治は、2003年よりサーモグラフィーカメラで撮影されたポートレイト作品を制作している。
来たる5月25日(土)より行われる平澤賢治の国内初となる写真展<Portraits>では、彼のサーモグラフィーカメラで撮影されたシリーズから厳選された国内未発表となるプリント作品が展示、販売される。また展覧会に合わせて、<BEAMS T(ビームスT)>よりTシャツもリリースされ、写真集『Portraits』も発売となる。
サーモグラフィーカメラは、熱分布によって被写体のフォルムが形成されるため、一般的なカメラはもちろん、普段肉眼では見ることの出来ない世界や人の姿を写しだしていく。この温度の可視化によって成立したポートレイト作品からは、エネルギーに満ちた生命の温かさを感じると同時に、この世界が希望に溢れているようにも見え、独特の空気感を生み出している。
自身のポートレイト作品を、『命の肖像』と呼ぶ平澤賢治の最新展<Portraits>、是非とも直接足を運んで見てほしい。