“東京”から生み出されるアート、デザイン、カルチャーなど、混沌とした東京らしさを通じて現代の日本文化を世界に発信しているTOKYO CULTUART by BEAMS

そのTOKYO CULTUART by BEAMSが”書を街に連れ出そう!”をキーワードに2010年秋に創刊したている新感覚の文芸カルチャー誌『In The City(イン ザ シティ)』が大人気だ。

持ち歩きやすい洋書ペーパーバック・サイズの誌面には、短篇小説、エッセイ、詩など、「文字による芸術」と、それに呼応した写真やイラストレーションなどが掲載。カフェで、通勤電車の中で、ヘッドホンから流れてくる音楽が、目の前の風景をほんのすこしだけ変化させることがあるように、そんな気分になれるような「あたらしい文芸」がたくさん詰まった一冊に、多くの人々の中で話題を呼んでいる。

表紙を手掛けるのは米『ニューヨーカー』誌のカバーイラストレーションでも活躍中の日系アメリカ人アーティスト兼コミック作家、エイドリアン・トミネ。このエイドリアン・ドミネ独特の描写とカラーリングが充実した読書時間へ優しく誘ってくれる。

7号まで発刊されており、その内容も多種多様で非常に多岐に渡っている。筒井康隆、原田マハ、川﨑大助、片岡義男、中原昌也、D[diː]、小西康陽、五所純子、川島小鳥、、TOKYO No.1 SOUL SETなどなどこの豪華面々だけでも一目瞭然であろう。中でも最新号の『IN THE CITY Vol.7 / Sucker DJs』は音楽にインスパイアされた小説、音楽がキーとなっている小説、あるいは、音楽 そのものを題材とした小説など「作家DJs」をテーマにまとめた一冊。かせきさいだぁインタヴューや高木完、片岡義男の連載だけでなく、独創的な物語を紡ぐD[diː]の短編ノベルも掲載。

コーヒーテーブル・ブックにも、旅のお供にも、日常の合間にも読みやすく手軽にカルチャーを楽しめる『In The City(イン ザ シティ)』。各号ごとに設けられているテーマも粋なものばかりなので、この機会に全巻揃えてみるのはいかがだろうか? 

Magazine Information

新感覚の文芸カルチャー誌『In The City(イン ザ シティ)』
購入場所:
全国のBEAMS店舗/BEAMS OnlineShop/全国書店(青山ブックセンター、ブックファースト、TSUTAYA他)など

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