モデルとして数々のファッション誌に登場するとともに、フォトグラファーとしてポートレートサイト「HIKARICAMERA」を立ち上げるなど、マルチな活動で注目を集める柴田ひかりさん。今年9月には、自身4度目の写真展「「Hikari Shibata photo exhibition ALBUM」を開催。感度の高い人々の間で話題となりました。今回は、普段フィルムカメラをメインに使う柴田さんが初めて購入した、富士フイルムのミラーレスデジタルカメラ「X-T10」の魅力とカメラが教えてくれた撮ることの楽しみについて語ってくれました。
INTERVIEW:柴田ひかり
「カメラだけはずっと続いています」
——本日お持ちいただいた「X-T10」はもちろん「写ルンです」や「NATURA CLASSICA」など、普段から富士フイルムのカメラを愛用されているそうですね。
フィルムカメラも富士フイルムさんのものを使っています。実は、前に「Silvi F2.8」っていう富士フイルムさんのコンパクトフィルムカメラをデッドストックで買ったんですけど、壊れちゃったので修理に出したんです。そしたら、部品がなくて修理が出来なかったので、それから代わりに「NATURA CLASSICA」を使ってるのですが、そこから手放せなくなっちゃいました。ポッケに入っちゃうくらいコンパクトだし、写真もきれい。オススメを聞かれたら迷わず挙げるくらい気に入っています。
——他にもカメラは数台お持ちとのことですが、ひかりさんが初めて手にしたカメラはなんだったのでしょう?
一番最初というと「写ルンです」です。写真を撮ること自体は携帯電話のカメラから入ったんですけど、自分が小さいときに「写ルンです」で撮ってくれた写真を見たりしていて。高校1年生くらいのときに自分でも使ってみたら現像するまでわからないのが楽しくてハマっちゃって、高校を卒業する頃には本格的なフイルムカメラを買って写真を撮るようになりました。
——結構モノゴトにはのめり込むタイプですか?
いや、私なにかにのめり込むことって多くないんです。だけど、カメラだけはずっと続いていて。それがお仕事につながったりしているのは、うれしいなって思います。
——この取材の数日前まで開催されていた「ALBUM」は自身4度目の写真展とのこと。写真はすべてフィルムカメラで撮影したものだそうですね。
text by 野中ミサキ(NaNo.works)
photo by 高見知香