女優・夏帆の日常を2年間追った写真家・石田真澄による写真集『おとととい』が、4月9日(土)に発売することが決定。今回、表紙カットと収録カットが解禁となった。
石田真澄による夏帆の写真集『おとととい』が発売決定
2007年に主演作『天然コケッコー』で日本アカデミー賞新人俳優賞など多数の賞を受賞し、その後もキャリアを重ね、シリアスからコメディーまで多彩な役を演じ、確かな存在感で作品を彩っている女優・夏帆。昨年6月30日には30歳の誕生日を迎え、女優として、ひとりの女性として新たなステージへと踏み出そうとしている。
本書でシャッターを切ったのは、独学で写真を学び、雑誌や広告写真で活躍するほか、2018年には「カロリーメイト」の広告クリエイティブに当時19歳で抜擢、いきものがかりのアーティスト写真を担当するなど、異例の実績を持つ現在23歳の若手写真家・石田真澄。
本書は、30歳という節目を迎える夏帆の移ろいを、石田が2年間追い続けた作品。石田が自分の目を通して追い続けた、夏帆の日常が映し出されている。何気ない毎日が石田の手によって瑞々しく、輝きを帯びて綴じられた作品だ。2年間の時間をかけながら、旅行に行くなど、被写体・夏帆との距離がだんだんと近づくさまが収録されている。そして、夏帆も意識することができない、寝顔の様子を捉えた写真からは、ふたりの信頼感のある距離が感じられる。
『おとととい』とは、石田が子供の頃から使っている「一昨日の前の日」という意味の言葉だ。イノセントでどこかノスタルジックな響きのする言葉が写真集のタイトルに据えられた。フィルター越しに写る夏帆、そしてそれを捉えた石田真澄による、ふたりの世界をぜひご覧あれ。
夏帆コメント
真澄ちゃんと過ごした時間が心地よくて、この時間がずっと続けばいいのにと思っていました。日常にある小さな揺らぎや、もう戻ることのできないあの時間が、たくさん詰まっている写真集です。こんな顔誰かに見せたことあるのかなっていう表情が切り取られていて、みなさんにお見せするのがなんだか気恥ずかしいですが、大切な記憶が散りばめられたこの本がどうかたくさんの人に届いてほしいです。
石田真澄コメント
夏帆さんと出会ってから、写真を撮る時の相手との心の距離をずっと考えていたなと思います。こんなに誰かとの距離の変化を意識していたのは初めてでした。夏帆さんは柔らかさと強さを併せ持っていて、いつ顔を合わせても安心と新鮮さがある方です。時間と記憶を共有してできた思い出を、水面からトプッと浮き出るように思い返しながら一冊にまとめました。大好きな写真たちが届きますように。
RELEASE INFORMATION
おとととい
2022年4月9日(土)
撮影:石田真澄
¥3,520(tax incl.)
サイズ:A4変形
ページ数:120ページ
ISBN:978-4-910528-11-3
発行:SDP
写真集 Official Instagram:@kaho_otototoi_official