直木賞作家・白石一文による同名小説を原作とした映画『火口のふたり』が8月23日(金)より、新宿武蔵野館ほかにて全国公開される。本作は、主演に柄本佑瀧内公美を迎え、日本映画界を代表する脚本家・荒井晴彦の監督第3作目となる、男と女の不確実な愛を描いた“R18”衝撃作だ。

『火口のふたり』フォトストーリーブック発売&写真展が開催

この度、映画公開に合わせて、モノクロームの詩的で濃密な男性ヌード写真で知られる写真家・野村佐紀子の写真と直木賞作家・白石一文の文章で構成されたフォトストーリーブックの発売と写真展の開催が決定。

映画『火口のふたり』に登場する野村のモノクロームの写真は、ただ欲望のままに生き、一糸纏わぬ姿をあらわにする主人公たちの若かりし頃を大胆にも映し出し、物語がはじまる際のキーアイテムとして登場している。

柄本佑&瀧内公美の妖艶で壮麗なヌードが描かれる|映画『火口のふたり』のフォトストーリーブックが発売 art190712_kakounofutari_main-1920x1280

柄本佑&瀧内公美の妖艶で壮麗なヌードが描かれる|映画『火口のふたり』のフォトストーリーブックが発売 art190712_kakounofutari_1-1920x2880

一方フォトストーリーブックでは、原作者の白石一文が書き下ろした、映画や原作では描かれない主人公の賢治と直子の過去を描いた前日譚と、野村による本編未使用カットを含む写真で構成。森山大道、佐内正史、奥山由之など数多くの写真集を手掛けてきた造本家の町口覚が造本設計を担当し、“文学”と“写真”が見事に融合した、もうひとつの“火口のふたり”が表現されている。

映画を鑑賞した方や原作を読んだ方はその世界を追体験でき、またそうでない方にも「男と女の普遍的な愛の物語」として単体でも楽しめる作品に。

白石一文コメント

野村佐紀子さんの写真を見ると、自分の書いたものにいのちを吹き込まれたような気がする。いのちというより血や肉と言うべきだろうか? 直子や賢治から遠ざかって何年も過ぎたが、私が描いたふたりは今も火口の縁でこうして生き続けているかのようだ。げに小説は生き物なのだと、今回の写真集を見て強く思い知らされたのである。

RELEASE INFORMATION

あの頃の「火口のふたり」

柄本佑&瀧内公美の妖艶で壮麗なヌードが描かれる|映画『火口のふたり』のフォトストーリーブックが発売 art190712_kakounofutari_2-1920x1357

8月10日(土)より、全国の書店で発売。

野村佐紀子の写真と白石一文が紡ぎ出すもうひとつの「火口のふたり」。
原作者・白石一文が新たに書き下ろした前日譚と映画本編では見られない未使用カットを多数収録。

柄本佑 瀧内公美 
写真 野村佐紀子/ 文 白石一文
造本設計 町口覚/デザイン 浅田農(マッチアンドカンパニー)
Book Design©2019 MATCH and Company CO., Ltd.
テキスト構成 大西香織/ 写真提供 映画「火口のふたり」製作委員会/協力 荒井晴彦、株式会社ファントム・フィルム

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EVENT INFORMATION

B GALLERY EXHIBITION / 野村佐紀子 写真展 『火口のふたり』

8月10日(土)~ 9月8日(日)  会場:Bギャラリー(ビームス ジャパン 5階)
〒162-0022東京都新宿区新宿3丁目32-6 5F

詳細などのお問い合わせはB GALLERYまで。

2年ぶり6回目となる写真家、野村佐紀子の写真展を開催します。
本展では、8月23日(金)より全国公開される映画『火口のふたり』で
写真を担当した野村佐紀子が、映画制作中に撮影した作品をはじめ、
これまでに撮りためてきた膨大な数の写真の中から厳選した新作を含む作品を展示・販売します。

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INFORMATION

火口のふたり

8/23(金)より、新宿武蔵野館ほか全国公開

出演:柄本 佑 瀧内公美
原作:白石一文「火口のふたり」(河出文庫刊)
脚本・監督:荒井晴彦
音楽:下田逸郎
製作:瀬井哲也 小西啓介 梅川治男
エグゼクティブプロデューサー:岡本東郎 森重 晃
プロデューサー:田辺隆史 行実 良 
写真:野村佐紀子
絵:蜷川みほ
タイトル:町口覚 
配給:ファントム・フィルム
レイティング:R18+

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