【まるで川崎に浮かぶカリブ海諸島、Bar Carib】
お店について
——お店ができた経緯は? 名前の由来も教えてください。
隣(moose coffee)でコーヒーを飲んでいる時に、たい焼き屋のおばちゃんが、「私たち辞めるんだけど、若い子たちなんかやりたい子いないの?」って話を貰って、クラベ君(curry shop caribou店主)とだったらできるんじゃないかなと思って、「やりたいです!」って言って始まったかな。お店の名前の由来は、思いつきかな。なんか南国っぽいなって。
川崎について
——貝塚川崎の魅力は?
元商店街っていう土地柄だから色んな古いお店もあるし、商店街じゃなくなっても今でも人通りはあるし、駅前みたいにガヤガヤしてないところが貝塚川崎の魅力かな。閑散とし過ぎてなくてガヤガヤともしすぎていない、ちょうどいいんじゃないですか、距離的にも。
——川崎に住んで何年? また、お気に入りの場所は?
川崎にはまだ住んでいなくて、俺は川崎の隣の鶴見って所にずっと住んでる。横浜市だけど育ちはずっと川崎。川崎でのお気に入りの場所は、moose coffeeとかAJITO(川崎の個人店)とかよく行くお店が落ち着くかな。あとは自分の店。
——川崎らしさを感じるお店、場所などありますか?
川崎に居ると気ずきづらいと思うけど、貝塚川崎に居ても川崎らしさを感じるし、駅前に行っても川崎らしさを感じるって思う。いる人がやっぱり川崎地元愛が強い人が多い。あとちょっと怖い人もいるし、変なおじさんもいるし。なんかそういう所しか俺はあまり川崎らしさを感じない。
音楽について
——お店で流れている音楽のこだわりは?
こだわりは特にないです。自分が好きな曲をかけていて、それはなんか自分のやり易い空間を作るために、有線とかじゃなくてこっちの方が楽しくできると思っているから。飲み屋さんって時間帯によってテンションが全然違うんですよ、人によってもだけど変わってくるんですよ、だから、邦楽の方が盛り上がる時もあるし懐メロの時もあるし、クラベ君(curry shop caribou店主)のレコードをかけたりもするし、だからこだわってこういう風にしたいっていうのはないけど、自分が気持ち良くできるようにしています。お客さんに迷惑をかけない程度に。
——最近よく流している曲は?
どちらかというとレゲェは好き。邦楽でもちょっとレゲェっぽいの好きだったりする。でも音楽はあんまり詳しくないので、いいなっておもったものを流しています。
《お店で流れていた曲》
Terry Linen – That´s The Way It Is
お昼は上筆のCurry House、夜のBar Caribは店主がセレクトしたラム酒が堪能できるバーに。様々な種類のカクテルがあるが、その中でも本場キューバで学んできたモヒートがオススメ! 桜チップで炊いたスモーキーな自家製ビーフジャーキーもあるのでお酒のお供にぴったり。土曜日だけは、バーカウンターにオーストラリア出身のサイモンさんが立ち、ラムだけではなく自慢のジンが味わえるバーに変貌。来てくれるお客さんもアットホームなので居心地が良く、つい長居してしまう。
【Rock and Rollの雰囲気に酔いしれる、Bar Sh-Boom】
お店について
——お店ができた経緯は?
元々クラブチッタの二階にあるアティックっていう所の責任者をやらして貰っていて、どっちにしても独立するすもりだったんだけど、あまりにも居心地が良すぎて14年も居たんだよな。本当はもっと10年早く自分のお店を始めたかったんですよ。それがぬくぬくしちゃって10年遅れてしまったっていう。まぁ、頃合いをみて何処のチャンスがあれば独立しようかとは思ってたんだけども、まぁ、ちょうどいいタイミングがあったからそれで、退社してSh-Boomを開いたということだよね。
——お店のコンセプトは? また、お店の名前の由来はありますか?
お酒とか料理とかいうよりも、音楽主体のバー。俺の大好きな昔のロックンロールとかを聴いて欲しい。っていう所がコンセプト。名前の由来は、黒人ロックンロールのThe Chordsっていうグループの“Sh-Boom”っていう曲から名前を取ったんだけど。その当時はロックンロールじゃなくて、リズム&ブルースってジャンルだった。
——普段どういった方達がお店にきてくれますか?
基本は近所の人たちだよね。わざわざ遠くから来てくれたりするお客さんはいるんだけど、でも一番の常連さんは近所の人たち。
川崎について
——貝塚川崎の魅力は?
俺がのんびり屋ってのもあるけど川崎の15号線よりも駅側に行くと忙しないというか、15号線渡ってすぐの貝塚にくると時間の流れが緩やかんになんだよね。それが自分には合っているかなって思う。だからその辺の雰囲気が魅力だと思う。
——川崎に住んで何年?また、川崎でお気に入りの場所は?
川崎で仕事を始めてから来たから、約13年ぐらいじゃないかな。川崎でお気に入りの場所は、moose coffee、carib、たんと(お好み焼き屋さん)ぐらいじゃないかな。たまにどうしても食べたいものがある時は川崎駅前に行ったりするけど。貝塚川崎で全部済ませている気がする。
音楽について
——お店で流れている音楽のこだわりは?また、最近よく流している曲は?
基本ね、がっつりしたこだわりはありません。ロックンロールバーってなってるけど、ロックンロールばっかり流れているわけじゃなくて、歌謡曲も流れているので、そこはお客さんの感じに合わせてる所があるよね。自分の好きな範囲の中で合わせられるものは合わせてる、そもそもDJですからね。音楽で楽しんでいただいて、お酒も進んだりするしね、ちょっとしたことで。そもそもお店で流れている垂れ流しの曲は、自分でセレクトしているやつがそのままかかっているし。お店で普通にフルチューンでかかっているのはドゥーワップです。50年代の黒人のロックンロールであり、リズム&ブルースボーカルグループ。パンク・ロックも流しているし、80年代のニューウェーブとかも流しているし、70、80年代のディスコとかも。
《お店で流れていた曲》
The Chords – Sh-Boom
現役DJコブラさんのセレクトする音楽とお酒が堪能できるOld Rock and Roll Bar Sh-Boom。年代の古いレコードが沢山置いてあり、真空管アンプで音を出しているので迫力のある当時のサウンドが楽しめる。中華料理の修行をしていたこともありバーなのに中華料理も食べることができる! オススメは油淋鶏、冷めても美味しいが冷めないうちに食べて欲しい。そんなSh-Boomでしか味わえない音楽×お酒×中華を一度体感してみては?
※Sh-Boomは会員制のため、まずはmoose coffeeやcarib経由で知り合いを増やしてからがオススメです。
SHOP INFORMATION
Old Rock and Roll Bar Sh-Boom
〒210-0014 神奈川県川崎市川崎区貝塚2-6-3
千葉県、工業地帯に位置する舞浜、ここには誰もが好きな夢の国がある。対比する工業地帯、川崎。ここは地獄なのだろうか? いいや、もしかしたら夢の国なのかもしれない。日本国民よ、目を覚ませ、川崎はフリーパスなどいらない。誰でもウェルカムな夢の国だ。「そんな夢の国へようこそ。」と言わせてほしい。(※この記事は編集部・BOWENの独断と偏見により執筆させていただいております)
text by BOWEN