産経新聞社などが主催する<「怖い絵」展・東京展>(10月7日(土)から12月17日(日)、上野の森美術館)の前売り券が7月1日(土)から販売されます。一般当日1,600円のところを、前売り券では1,400円で販売と、お得な料金設定となっています。フジテレビダイレクトのほかチケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、チケットポートなどで購入可能です。

「恐怖」をキーワードに、名画に隠された謎を読み解く異色の美術展「怖い絵」展。絵画をただ見るだけではなく、モチーフや時代背景などをひもときながら秘められたエピソードを紹介し、斬新な美術解説書としてブームを巻き起こしたドイツ文学者、中野京子氏による『怖い絵』シリーズ。本展は2007年の第一作刊行10周年を記念して企画されました。

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ポール・ドラローシュ《レディ・ジェーン・グレイの処刑》1833年 油彩・カンヴァス ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵Paul Delaroche, The Execution of Lady Jane Grey© The National Gallery, London. Bequeathed by the Second Lord Cheylesmore, 1902

中野氏自らが特別監修をつとめる本展では、シリーズにも登場した大作『レディ・ジェーン・グレイの処刑』が初来日します。「9日間の女王」の異名を持ち、権力争いの果てにわずか16歳で断頭台の露と消えたイングランド初の女王、レディ・ジェーン・グレイ。その最期をドラマティックかつ超絶技巧で描いた本作は、ロンドン・ナショナル・ギャラリーを代表する作品の一つです。その貴重さ、またタテ2.5メートル、ヨコ3メートルという巨大さからヨーロッパでも数回しか貸し出されることのなかった作品ですが、度重なる交渉の末に、今回奇跡的に来日が実現しました。

シリーズ登場作以外にも、セザンヌやターナーなどの巨匠の作品をはじめ、本展のためにセレクトした西洋名画が登場。国内外25を越える美術館などから約80点が結集します。ナビゲーター、音声ガイドをつとめるのは女優の吉田羊さん。中野氏自らが書き下ろしたスクリプトをもとに、たぐいまれな演技力で来場者を恐怖と美の世界へと誘います。

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ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス《オデュッセウスに杯を差し出すキルケー》1891年 油彩・カンヴァス オールダム美術館蔵© Image courtesy of Gallery Oldham

EVENT INFORMATION

「怖い絵」展・東京展

2017.10.07(土)~12月17日(日)※会期中無休
***時刻***
上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
料金:当日券 一般1600円、大学・高校生1200円、中学・小学生600円、小学生未満無料。
前売り券 一般 1400円、大学生・高校生 1000円、中学生・小学生 500円
※特製しおり付前売り券(1400円)、「怖い絵」展図録付前売り券(3500円)は5月31日から販売中。詳しくは展覧会公式サイトをご覧ください

主催:産経新聞社、フジテレビジョン、上野の森美術館
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