服部恭平による写真展が東京と京都で同時開催｜スライドショーとプリント、異なる展示方法で展開

服部恭平による写真展『Bacon』が、東京・229で4月20日（土）、京都・hakuで4月26日（金）より同時開催される。

作品をフィーチャーした写真集をはじめ、ポスターやステッカーも販売

モデルとして東京やパリといった世界各国のランウェイショーや国内外のファッション誌で活躍する傍ら、プライベートなライフワークでもあった写真作品が注目を集め、2018年から写真家として本格的に始動した服部恭平。2020年には写真集『2019-2020』を刊行し、発売に合わせて原宿のBOOKMARCと伊勢丹新宿店にて写真展を実施した。

写真展『Bacon』では、229でスライドショー形式での作品展示、hakuでプリントによる作品展示となっており、異なる展示方法を展開する。オリジナルの香りを含め、リラックスして鑑賞でき、双方共に服部の作品の世界にゆっくりと浸る空間が作られる。また会期中には、本展示の作品をフィーチャーした写真集をメインにポスターやステッカーも販売される予定だ。ぜひチェックしていただきたい。

服部恭平の写真は「シネマティック」である。
珠玉の映画作品のうちには、被写体や脚本に還元されえない、イメージの世界が広がっている。
服部が展開する世界は、イメージにとってのユートピアである。
そこにおいてイメージは、人間の言語には隷属せず、独自の言葉を喋る。
イメージたちは、シンプルな色彩──赤、青、黄、緑──を文法に据えながら、無限に多くの言葉を喋る。

服部は、イメージの言語を聞き取ることができる、稀有な写真家である。