杉山純と宮澤謙一による「magma」、7年ぶりとなる大規模個展をPARCO MUSEUM TOKYOにて開催｜サカナクションやPUNPEEに作品提供を行うアーティストユニット

杉山純と宮澤謙一によるアーティストユニット「magma」による展覧会『magma exhibition ′′TRICK HEARTS′′』が、渋谷PARCOの4F・PARCO MUSEUM TOKYOにて8月10日（土）から9月2日（月）まで開催される。

過去にはNikeやNew Balance、ユニクロなどのアートワークを作成

2008年に結成されて移行、廃材や樹脂、電動器具などを組み合わせ、独自の世界観と手法でアウトプットを施すmagma。これまでの彼らの活動は作品制作にとどまらず家具、プロダクト、小道具、舞台美術、空間ディレクションなど多岐にわたっている。また、クライアントワークではLAのアート・クリエイティブ集団「Brain Dead」とのコラボレーションをはじめ、Nike、New Balance、ユニクロ等のアートワーク制作、そしてゆずやサカナクション、PUNPEEなどミュージシャンへの作品提供など、様々なプラットフォームでmagmaのスタイルはそのポテンシャルを発揮してきた。

およそ7年ぶりの大規模個展となる本展。タイトルの「′′TRICK HEARTS′′」は、古くからあるトリックアートの表現形式を、アイロニカルなアナログ感とクレイジーな色彩が融合したmagmaならではのフィルターを通した新しい解釈を意味する。さらに会場では新作群に加え、本展にあわせて国内外9組の作家やブランドがmagmaとのコラボレーション作品を発表。キュートな色使いのグッズも展開される予定だ。様々なマテリアルが行き交い、心地よく調和するまたとない空間に足を運んでいただきたい。

私たちは視覚的に欺かれることをたのしんだり、また好んで特殊な視覚上の刺激を求めたりする。人間の感覚の不確かさや、無意識のうちに抱く先入観や固定観念を逆手に取ることにより、先人たちは「だまし絵」や「シュールレアリズム」といった表現を生み出した。そういった古典的な表現を踏襲しつつ、時にユーモラスに、また時に「見ることとは何か」を問いながら、進化する現代的な「いたずらなしかけ」が心を動かすことができるのか、新しいものの見方を提示することができるのか、という挑戦である。

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