セクシーな美女と背筋も凍るような高層ビルのルーフトップの構図『Beauty And NYC』シリーズを投稿しているInstagramアカウントがある。
フォロワーは2017年8月現在で13万人を超えており新作が投稿されるたびに数千件のいいねを獲得している人気アカウントの一つとなっている。
実は、このアカウント(@mamudsny)を運用しているのはニューヨーク在住の日本人MAR SHIRASUNA。
元々は「ルーフトッパー」として、誰も見たことのないような高層ビルからの景色を撮影していたことから始まったものだそうだ。
高層ビルの屋上に登る「ルーフトッパー」とは?
高層ビルに登り屋上の縁を歩く行為をルーフトッピング(Rooftopping)と呼び、屋上に登る人たちのことをルーフトッパー(Roogtoopper)呼ぶ。中には屋上から落ちて命を落とすというルーフトッパーもいるという死と隣り合わせの行為だ。
有名なルーフトッパーも存在し、Instagramのフォロワーが20万を超えるHumza Deas、カナダのトロントで活動するTom Ryaboiなどが挙げられる。
ルーフトッピングを行う動機は様々で、単純にスリルを感じたいから、誰も見たことのない景色がみたいと言ったものから、Instagramでいいねをもらえる写真を撮りたいといったものなど様々だ。
そんな中ルーフトッピングの新たな地平を開いたのが“MAR SHIRASUNA”だった。
背筋も凍る屋上からの景色と美女の対比
MAR SHIRASUNAが背筋も凍るルーフトップからの眺望に「美女」を加えた構図を確立。
ニューヨークの写真家、アメリカ国内外から観光に訪れる方々やルーフトッパーと一緒に写真を撮りに行っていたときに、彼らのセルフィー写真や彼らに頼まれて撮る写真を見ており「もっと美しく撮れる」と友人の女性にフレームの中に立ってもらったことがきっかけとなったようだ。
そんなきっかけから始まった『Beauty And NYC』は現在人気シリーズとして確立され、現在では被写体になりたいというモデルが後を絶たないようだ。
有名メディアを始め世界から注目
一歩踏み出せば、命を落とすという生と死の狭間に存在するセクシーな美女という斬新な構造が新鮮な構図は多くの人の目を引き寄せ、イギリスの老舗メディア『デイリー・メール』や100年近い歴史を誇る『ニューヨーク・デイリーニューズ 』など多くのメディアにも取り上げられている。
もはや高層ビルと美女という構図はMAR SHIRASUNAの代名詞とも言えるものとして確立されているといえる。
日本でも東京タワーをバックに撮影
MAR SHIRASUNAは神奈川県平塚市にあるセレクトショップ「マームーズ」を運営しており、Instagramのアカウント名の由来となっている。
日本に一時帰国した際にはホテルの高層階から東京タワーをバックに撮影を行なっている。
Qeticでは多忙なMAR SHIRASUNA氏に高層ビルと美女というテーマはどのように生まれたのか、今後の展望などをメールインタビューで訊いた。インタビューは後日公開予定! お楽しみに!
photo by MAR SHIRASUNA(@mamudsny)