現代の台湾を生きる注目のアーティスト・登曼波 Manbo Keyによる本邦初となるソロ・エキシビション『父親的錄影帶|Father’s Videotapes』が6月7日(金)より東京・青山「H BEAUTY&YOUTH」と日本橋馬喰町「parcel」にて同時開催されている。
父親の禁断のコレクションから出発したアイデンティティの探求を表現
台北を拠点に活動する台湾の写真家・アーティストである登曼波 Manbo Key。『父親的錄影帶|Father’s Videotapes』は、1994年のある運命的な日、登曼波 Manbo Keyが父親の禁断のコレクションである自撮りのセックス・テープを発見したことから始まった。不安と戸惑い、そして好奇心に占領された10代を経験し、自身のアイデンティティの探求をすることで結実した作品となっている。
2019年にアジアで初めて同性婚が合法化された台湾が産んだアーティストである登曼波 Manbo Keyの作品は、台湾が文化的に持つ鮮やかでポジティブな色彩に溢れ、夢のような雰囲気を持っている。登曼波 Manbo Keyの最も深い秘密をさらけ出し、その物語を共有することで、より多様で解放された未来の土台をつくり鑑賞する人へエールを送ることを願ってやまない。ぜひ目の前で、その豊かな世界観を味わってほしい。