書店員などマンガ好きの有志による選考委員が「今、一番勧めたいマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2015」の1次選考結果が19日、同賞実行委員会より発表され、大賞候補14作品が出そろった。
同賞は2008年に創設され今年8回目。昨年1年間に単行本が発表された作品のうち、最大巻数が8巻までの作品が対象で、1次選考では92人の選考員が全234作品を審査した。通常は10作品が大賞候補となるが、今回は同数得票があったため14作品となった。
これまでの受賞作やノミネート作が数多くドラマや映画化されている同賞。2008年の第1回大賞『岳』(石塚真一、小学館)は小栗旬主演で映画化し、第3回の『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ)も阿部寛主演で同じく映画化。また、2012年大賞の『銀の匙』(荒川弘)はフジテレビ系の深夜アニメ枠「ノイタミナ」でアニメ化された。
2次選考を経て3月下旬に都内で授賞式が行われる。
「マンガ大賞2015」ノミネート作品(作品名あいうえお順、敬称略)
『イノサン』 坂本眞一
『王様達のヴァイキング』 さだやす/深見真(ストーリー協力)
『かくかくしかじか』 東村アキコ
『累』 松浦だるま
『月刊少女野崎くん』 椿いづみ
『聲の形』 大今良時
『子供はわかってあげない』 田島列島
『ドミトリーともきんす』 高野文子
『BLUE GIANT』 石塚真一
『宝石の国』 市川春子
『ボールルームへようこそ』 竹内友
『僕だけがいない街』 三部けい
『僕のヒーローアカデミア』 堀越耕平
『魔法使いの嫁』 ヤマザキコレ