ヒューストンを拠点とする画家、マユコ・オノ・グレイと、その師であるマーク・グリーンワォルトの日本初の展覧会が6月15日（土）より開催される。
夢の世界を引き出してきたような不可思議なシーンを広げるグリーンワォルト。そして、オノが模索し続けたのはアメリカに移住した自分自身のアイデンティティ。コンセプト主体の作家が増える中、習熟したテクニックにも同様に重きを置く二人は、メキシコ・オアハカ大学での共同壁画の創作やテキサスでの大学教授としても高い能力を発揮している。
今回、両アーティストはそれぞれのアイデアをグラファイト（黒鉛）を通し追求。四種類ある純正炭素の一種としてグラファイトは元素永続、よって永遠を意味する。それに反し描写は数多くのグラファイトのアレンジの過程を含み、そのイメージは一時的に現れては消えてゆく。それは、束の間の文化、そしてその中で生きる我々すべての短命さを暗示している。
初日と28日（金）には両アーティスト共に来日・在廊している。是非とも、今回の展覧会、またそれぞれのアイディアについて聞いてみてはいかがだろうか？
Event Information
Sculpted Words – Sculpted Figures
The Graphite Drawings of Mayuko Ono Gray and Mark Greenwalt
2013.06.15（土）～06.28（金）＠Yellow Cube
火～日OPEN 12:00／CLOSE 21:00（土・日は19:00まで／月曜休廊）
ENTRANCE FREE！！
作家名：マーク・グリーンワォルト、マユコ・オノ・グレイ
オープニングレセプション＆アーティストトーク
2013.06.15（土）＠Yellow Cube
Artists Talk：14:00～15:00
Reception：15:00～19:00
※初日および、28日（金）18時より両アーティストが来日、在廊します。
※アーティストトークはご予約優先となりますのでHP等にてご確認ください。
