美術家・建築家である荒川修作とマドリン・ギンズにより設計された“三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー”がクラウドファンディングを開始した。
“三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー” がクラファンを開始!
東京都三鷹市にある“三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー”は美術家・建築家の荒川修作とマドリン・ギンズが設計した全9戸からなる世界で初めての集合住宅。2005年の竣工以来、荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所が管理運営を担い、一部を賃貸住宅として、一部を教育・文化プログラムを世界へ発信するスペースとして活動してきたスペースだ。
2020年に天命反転住宅は竣工15周年を迎え、大掛かりな修繕計画を進める予定だったが、新型コロナウィルスの影響で全イベントの中止、さらに定期的に開催して来た見学会や短期滞在プログラム(ショートステイ)の利用者の激減など、2021年になった今日も計画の見直しさえままならず、経済的にも苦しい状況が続いたという。そこで今回、天命反転住宅の天命を反転させるべく、初の試みとしてクラウドファンディングを実施することに。
実施期間は2021年9月13日(月)~12月10日(金)となっており、目標金額は1,000万円。国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォーム「Motion Gallery」で立ち上げられた。リターンには、1日オフィスを体験できるテレワークプランや、宿泊プランなど様々に用意されている。歴史的建造物として次世代に繋げるために、興味のある方はこの機会にぜひチェックして欲しい。
三鷹天命反転住宅 元住人より応援メッセージ:鈴木 健(スマートニュース創業者・CEO)
建築とは生命にとって最良の環境であり、故に生命そのものの一部なのです。つまり、建築の修繕費のフリして、天命反転住宅の代謝システムの一部として、あなたの経済活動が取り込まれるそんなクラウドファンディングにようこそ。天命反転住宅には素晴らしい使用法が添付されています。このプロジェクトをサポートすれば、荒川さんはあなたの目をぐっと見つめてこう叫ぶことでしょう。「あなたはもう建築の一部なのだから、 新しい使用法をどんどんと生み出して構わない!