――タコとは仲良くできました?
そうですね……臭いし、大変でした。「どぅるんどぅるん」するんですよ!体に貼り付けても、安定しなくて落ちちゃうんで、固定が難しかったです。撮影の初めはタコも「生きてる感」がありました。
だんだんクタクタになっていくと、まだ扱いやすいんです。ちょっと死にかけなぐらいがすごく難しくて。墨を吐いたりするから、汚れを落としながら撮影しました。
――撮影している間に、徐々に死んでいったんですね……なんか悲しい。
悲しい……。ただ撮影中は、悲しむ余裕もありませんでした。重いんですよ、15キロ以上ある。本当は片手で持ったり、小脇に抱えたりしたかったんです。ブランドバッグみたくオシャンティーに。でも、手がぷるぷるするんですよ。それで、頭にかぶるか、ということになって。
――かぶる方が大変では?
安定するんです。茹でたタコの頭を切って私の頭にのせると、カポッとハマるんですよ。
――ゲーム『Splatoon(スプラトゥーン)』に出てくる「タコゾネス」にも似ています。
『Splatoon』知ってます! 家にゲームがないのでやったことはありませんが。「タコゾネス」、検索してみます。
――きゃりーぱみゅぱみゅさんとかにもやってほしいですよね。
ですよね、かわいいと思う。流行るといいな。
――茹でたコは「スタッフの皆さんがおいしくいただいた」のですか?
そうです。ブツ切りにして冷凍保存して、何度かタコパ(タコパーティ)を開催しているみたいです。私はまだ行けてないので残念です……。
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