――タコとは仲良くできました?

そうですね……臭いし、大変でした。「どぅるんどぅるん」するんですよ!体に貼り付けても、安定しなくて落ちちゃうんで、固定が難しかったです。撮影の初めはタコも「生きてる感」がありました。

だんだんクタクタになっていくと、まだ扱いやすいんです。ちょっと死にかけなぐらいがすごく難しくて。墨を吐いたりするから、汚れを落としながら撮影しました。

【インタビュー】コスプレイヤー・ナマダと活ダコがヌメヌメっと絡み合う。<ぬめなま展> 006-2

――撮影している間に、徐々に死んでいったんですね……なんか悲しい。

悲しい……。ただ撮影中は、悲しむ余裕もありませんでした。重いんですよ、15キロ以上ある。本当は片手で持ったり、小脇に抱えたりしたかったんです。ブランドバッグみたくオシャンティーに。でも、手がぷるぷるするんですよ。それで、頭にかぶるか、ということになって。

【インタビュー】コスプレイヤー・ナマダと活ダコがヌメヌメっと絡み合う。<ぬめなま展> 007-2

――かぶる方が大変では?

安定するんです。茹でたタコの頭を切って私の頭にのせると、カポッとハマるんですよ。

――ゲーム『Splatoon(スプラトゥーン)』に出てくる「タコゾネス」にも似ています。

『Splatoon』知ってます! 家にゲームがないのでやったことはありませんが。「タコゾネス」、検索してみます。

――きゃりーぱみゅぱみゅさんとかにもやってほしいですよね。

ですよね、かわいいと思う。流行るといいな。

【インタビュー】コスプレイヤー・ナマダと活ダコがヌメヌメっと絡み合う。<ぬめなま展> 008-2

――茹でたコは「スタッフの皆さんがおいしくいただいた」のですか?

そうです。ブツ切りにして冷凍保存して、何度かタコパ(タコパーティ)を開催しているみたいです。私はまだ行けてないので残念です……。

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