及川潤耶のサウンドアート『呼吸する駅』が実装された東京感動線のプロジェクト「西日暮里エキマド」がグッドデザイン賞を受賞！

東日本旅客鉄道株式会社（以下、JR東日本）が推進する東京感動線のプロジェクトの一環としてJR西日暮里駅に誕生した「エキラボniri」「西日暮里スクランブル」「西日暮里エキマド」の3拠点が、2020年度グッドデザイン賞（カテゴリー：地域・コミュニティづくり）を受賞した。

「エキラボniri」「西日暮里スクランブル」「西日暮里エキマド」がグッドデザイン賞を受賞！

上記の3拠点は、駅に併設した“場”（空間・機会・コミュニケーション）のデザインを通して、あらたな文化を醸成するコンテンツを発信し、駅での日常に新たなストーリーを呼び込むことをねらいとしている。今回の受賞では3拠点の誕生により、駅及び周辺地域が個性の際立つ創造的な場になったことが評価されている。

ソニフィデアが空間音響を手がけたコミュミケーションウォール「西日暮里エキマド」は、JR西日暮里駅の長い改札外通路を、利用者との情報共有／発信ツールとして活用することで、通行する地域住人の交流を育むことをねらった“新しい掲示板”だ。音響空間には、欧州を中心にグローバルに活動するサウンドアーティスト・及川潤耶が手掛けたサウンドアート『呼吸する駅』を実装。エリアの環境や歴史を解釈し再構築された音や、利用者がインタラクティブに音を生み出す仕掛け（特許技術）が盛り込まれ、今までの駅にはない新たな日常空間を演出している。

今回『呼吸する駅』の音響空間を手がけた及川潤耶によるワークショップが、10月16日（金）に開催されるイベント＜Media Innovation Workshop ｜ ONLINE＞にて実施される。本イベントでは、及川の柔軟なアイデアに基づいて生み出された、音響空間創出の実例や作品が紹介される。また、及川の思想にも迫りながら、制作ツールやプロセスなど、新たな空間体験を生み出すためのヒントに出会える貴重な機会となっている。視聴は無料なので是非チェックを。